パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「コンポストショップdeキエーロ講座」を開催しました

7月26日、東京稲城市にあるコンポスト専門店「コンポストフレンズ」店主の西川美和子さんを講師に迎え、生ごみが消えるコンポスト「キエーロ」の学習会「コンポストショップdeキエーロ講座」を開催し、27名が参加しました。定員の2倍のお申し込みがあり、多くの方にご参加いただけるように講座の会場を店舗隣の棟の平尾団地集会室に変更し、講座後、店舗に移動してキエーロの実演などを見学しました。

満席の団地集会室

店舗の前にはキエーロが

西川さん(左)と6月学習会講師の河野さん

キエーロを学んで実践へ

6月にコンポスト基礎編として開催した学習会「はじめよう!コンポストのあるくらし」に続き、今回は「キエーロ」の販売や手作りワークショップを開催する「コンポストフレンズ」さんで、一歩踏み出してもらう実践編として開催しました。
講師で店主の西川美和子さんは、NHKで36年間、番組作り・国際発信に携わり、環境問題に関する番組を多数制作というキャリアの持ち主で、昨年、土と地球環境と人間のくらしの接点としてのコンポストの魅力を広く知ってもらおうと、コンポスト専門店「コンポストフレンズ」を開業されました。土のコンポスト「キエーロ」の普及団体キエーロオフィシャルの運営事務局も兼務されています。

講座では、コンポスト全般の紹介からキエーロのしくみやコツ、虫が出た場合の対処法など、クイズも交えながらわかりやすく教えていただきました。コンポストは水分が多い生ごみを焼却しないことでCO2の排出量を抑えられますが、西川さんはもう一歩進んで、「大気中のCO2を土の中に固定することで温室効果ガス削減に貢献する」という「カーボン・ファーミング(※)」という考え方も紹介してくださいました。
講座後、集会室での質疑応答では、キエーロの素材や置き場所、キエーロの土の活用のタイミングなどについての質問がありました。
質疑応答後は、参加者が2グループに分かれて店舗を見学し、キエーロに生ごみを埋める実演などを見せていただきましたが、店舗でも熱心な質問が続き、参加者のみなさんのキエーロ実践への熱意が伝わる講座となりました。
※ドキュメンタリー「カーボン・ファーミング~環境再生型農業最前線~」はNHKオンデマンドで視聴することができます。

キエーロはランニングコストゼロ

熱気あふれる店舗内

生ごみを埋める実演

◆コンポスト専門店 コンポストフレンズのWEBサイトはこちら⇒https://compostfriends.jp/

◆キエーロについて詳しくはこちら「キエーロオフィシャル」へ⇒https://kieroofficial.wixsite.com/kiero

はじめよう! つづけよう! コンポストのあるくらし

自治体によって、キエーロやバッグ型コンポストなどの生ごみ処理機購入に対して助成金制度がある場合があります。コンポストを始めようと考えている方は、ぜひお住まいの市町村の助成金制度を確認してみてください。
また、コンポストを始めるときや始めてからもいろいろと疑問が出てくるかもしれません。そんなとき、気軽に相談したり、コンポストの進み具合を共有するなど情報交換の場として、2024年6月よりLINEオープンチャットを活用したオンラインコミュニティ「パルかなコンポスト部」が開設されています。
コンポストに興味がある方、LINEオープンチャットに参加できる方なら、いつからでもどなたでも参加できます。2025年度いっぱいゆるーく活動していきますので、参加してみたいという方はぜひお申し込みください。今回、講師の西川さんも参加してくださいました。みんなでわいわいコンポストトークを楽しみましょう!

◆パルかなコンポスト部の詳細・お申し込みはこちら⇒https://www.palsystem-kanagawa.coop/event/detail/compost-openchat/

学習会参加者の声(一部抜粋)

  • とても参考になりました。西川さんはじめ、スタッフの方の取り組みに触発されました。8月のワークショップ申し込みました。
  • 土の入れ替えがないということが魅力でした。キエーロなら続けられそうです。早速にでも購入したいと思います。ありがとうございました。
  • 今回偶然キエーロを知る機会をいただき、話をうかがい、これなら私にもできる! と思いました。 りんご箱型から始めようと思っていましたが「大は小を兼ねるの」とアドバイスをいただき、デモンストレーションで使用していたコンポストを早速注文しました。 生ごみのストレスが減り、環境問題に貢献できるって嬉しく、開始できる日を楽しみにしています。
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    パルシステム神奈川では、これからも循環型社会をめざして取り組みを続けてまいります。