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北海道えりも産日高昆布

コクのあるだしがとれる日高昆布。北海道の産直産地「えりも漁業協同組合」の生産者が、えりも岬周辺の海で採取した天然物です。やわらかくて調理しやすく“食べる昆布”としても楽しめるので、おでんやきんぴらなどにもどうぞ。

『北海道えりも産日高昆布』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2022年12月時点)

えりも漁業協同組合 住野谷(すみのや)張貴さん
株式会社ぎょれん北光(ほっこう) 田口 清太さん 松山 凜太郎さん
パルシステム連合会 商品開発本部 今村 正善職員

えりも岬周辺の天然物を船や人の手で採取

◆日高昆布はどのような昆布ですか

住野谷 その名のとおり北海道の日高地方がおもな産地で、「三石(みついし)昆布」ともいわれています。コクのあるだしがとれ、やわらかくて料理しやすいため〝食べる昆布〞としても人気です。私たちの漁場はえりも岬の周辺。ここで磯の岩に生えている昆布を船上から1本ずつ引き抜く「採り昆布」と、岩に生えていたものが台風などで自然に抜け、海岸に漂着した昆布を拾う「拾い昆布」をしています。

田口 「拾い昆布」は岩場から抜け漂流した昆布なので、品質が下がったものになります。本品に使っているのは「採り昆布」だけです。しかも品質のよい昆布がとれる7〜9月のものに限定しています。

◆採取したあとの加工について、教えてください

住野谷 採取した昆布は、小石を敷き詰めた干場(かんば)に1枚ずつ広げて、天日干しをします。その後、選別、カットして出荷します。昆布の採取から加工まででたいへんなのは、10m以上もある昆布を船に引き上げたり、1枚ずつ広げて干す作業です。とくに天日干しは、子どもからお年寄りまで家族総出で行います。自然に感謝しながら、天然100%の昆布をていねいに加工しています。

青空でも波が荒いと船を出せない「採り昆布」漁。7~9 月の間で出漁できるのは30回程度

「拾い昆布」は、 漁師が荒波のなか、単身海に入り、昆布を拾います。危険なので救命胴衣が必須

とりたての昆布は1本が13~15mになるものも。
1枚ずつ広げて短時間で干します

緑化活動に賛同して産直提携

◆まさに自然の恵みで育まれた昆布です

住野谷 えりもは自然豊かな観光と漁業の町です。今でこそ緑生い茂る山々が広がっていますが、伐採や家畜の放牧により、昭和の初期には緑が消えかけて砂漠化し、魚も昆布もとれなくなりました。この状況に、住民や漁師が「何とかしなければ」と、国の力を借りながら1953年、緑化に取り組み、草を生やすことから始めました。種をまいても風で飛ばされてしまうので、まいた種の上に乾燥させた海藻を敷き詰めました。それから少しずつ草地が広がり、近年ようやく豊かな緑がよみがえったのです。この緑化活動は、来年で70周年を迎えます。

今村 こうしたえりも町の活動を知り、この商品をパルシステム独自開発商品として発売したのが2012年。翌年にはパルシステムの職員が現地に行き、じかに緑化活動の話も聞きました。そんな産地の活動に共感し、応援したいと、2014年に「えりも漁業協同組合」と産直協定を結びました。

◆「浜の母さん料理教室」での交流も好評です

今村 「浜の母さん料理教室」は産直提携前の2012年から行っていました。この10年で8〜9回ほど開催しています。コロナ禍で一昨年は中止しましたが、昨年は初めてオンラインで開催。今年は11月にパルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木で開催しています。

松山 こうした活動で、直接組合員のみなさんに昆布の使い方が提案できるのは、とてもよいと思います。地道な活動ではありますが、これからも続けていきたいです。

地道な緑化の取り組みで草地と樹木がよみがえったえりも岬

“昆布の魅力を知ってほしい”とえりも漁協の女性部が開催している「浜の母さん料理教室」の様子

お正月の昆布巻きやなますにもどうぞ

◆おすすめの使い方は

住野谷 簡単なだしのとり方は、1Lの水に袋から出した昆布3〜4枚を入れて1時間程度浸します。加熱したら沸騰する前に昆布を引き上げてください。その昆布をきざんでみそ汁や煮物の具にするのもいいですよ。やわらかく煮えやすいので、おでんや佃煮など〝食べる昆布〞も楽しんでください。

今村 お正月ももうすぐ。昆布巻きやなますなどにもぴったりです。ぜひ作ってみてください。

おでんに入れて〝食べる昆布〞も楽しんで

昆布チップスは、昆布を水で戻さずにそのまま素揚げを。塩をふればおつまみに、砂糖をまぶせば子どものおやつにも

【おすすめのレシピ】鮭のシンプル昆布巻き
(「浜の母さん料理教室」提供)

◎材料【4人分】
昆布(6㎝)8枚、生鮭4切れ、かんぴょう80㎝、塩少々、
A[しょうゆ、砂糖、酒各大さじ4、みりん大さじ1]
◎作り方
❶昆布はよくふいて、水に5分間浸けて戻す。かんぴょうは塩でもんで洗い、水けをしぼる。
❷鮭は昆布に巻きやすい長さ7㎝程度に切る。
❸昆布を2枚合わせにして、鮭を芯にして巻き、かんぴょうで結ぶ。
❹鍋に❸の昆布巻きを並べ、かぶるくらいの水を入れ煮る。
❺煮立ったら弱火にして、[A]を加え、やわらかくなるまで煮含める。
※[A]は2〜3回に分けて入れ、味を調えるのがおすすめです。

組合員の「ここがおすすめ!」

  • スープやポトフにも使うと、味に深みが出て最高においしい! だしをとったあとはそのまま食べます。
  • 肉厚なのに、やわらかくて食べごたえがあります。
  • この昆布は湯豆腐に欠かせません。3~4枚使うと、本当に昆布のうまみを堪能できる味になり、そのおいしさに幸せを感じます。
  • 水に浸けてだしをとったあと、縦に3~4等分に切って結び、おでんの昆布に。長さがちょうどよく、おいしい昆布です。

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だしによし 食べてよし!

『北海道えりも産日高昆布』70g

※本ページの内容は2022年12月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。