「プロ直伝!どちらにもやさしい介護のコツ」を開催しました
10月14日、上大岡のウィリング横浜(横浜市港南区)にて、総合福祉事業部の職員を講師に「プロ直伝!どちらにもやさしい介護のコツ」を開催し、21名が参加しました。
今回の講座は、当組合の訪問介護管理者で、現場経験豊富な蕨(わらび)職員が講師を担当。会場には、ふだん介護にかかわる方からこれから必要になりそうという方まで、幅広い参加者が集まりました。
前半は座学で、自宅で生活していくなかで必要な4つのポイントを学び、後半はベッドや車椅子を使ったデモンストレーションと、参加者による体験を行いました。
講師は、現場での経験や介護保険制度の考え方をもとに、「今の介護」の基本について紹介。従来の「全部やってあげる」介護ではなく、本人の力を活かす「自立支援」という考え方を軸に、わかりやすく伝えました。
日常を支える4つの基本ケア
前半座学では、生活を支える「移動」「食事」「口腔ケア」「服薬管理」の4つのポイントを紹介。
まずは、「今座っている姿勢を確認してみましょう」という講師の声に、参加者が姿勢を直す場面も。
正しい座り方や立ち上がりの支援方法、誤嚥を防ぐ姿勢や介護食の工夫、口腔ケアの大切さ、服薬管理での注意点など、日常のケアに役立つ知識を、具体的な場面を交えてわかりやすく解説しました。

熱心に聞く会場の様子

在宅介護で大切な4つのポイントを解説

立ち上がりの介助法を具体的に紹介
実践で学ぶ、介助のコツ
後半は、片麻痺のある方の着替えやベッドからの車椅子移乗、おむつ交換、ポータブルトイレの使い方など、実践的なデモンストレーションを実施。
参加者も実際に車椅子操作やベッド操作を体験し、車椅子に乗車し移動をする際には、「押す速度が思ったより速く怖い」といった声も聞かれました。体を動かしてこそ分かる介助のコツや工夫について、活発な質問が寄せられました。

車いすから移動しやすい角度を説明

片麻痺がある方の着替え介助法

オムツの位置も大切なポイント

二手に分かれて機具を操作

実際に介助体験
講座をとおして講師が繰り返し伝えたのは、「介護は介護する側ではなく、される本人が主役である」という視点です。本人の力を引き出し、そのペースや意思を尊重した介助は、結果的に介助する側の負担を減らす、安全な方法にもつながります。
〝介護される側にやさしい介護は、介護する側にもやさしい介護になる″そのことを、知識と体験の両面から学べる、充実した時間となりました。
アンケートから抜粋
- 初めて知ることが多く、とても勉強になりました。主役は介護を受ける方本人という考え方を知り、意識が変わりました。
- わかりやすく説明していただけてよかった。つい介助する側のペースでやりがちだったので、相手を思うことが大切だとわかった。
- 床に足をつけて座ることは、初めて知りました。心がけていきたいと思います。
- される側、する側、どちらにもやさしい介護が本当に大事だと思います。コツを学べてよかったです。
- 足裏を床につけることが、立ち上がり、食事(スイッチになる)にも大切なことがわかった。また、立ち上がりには後ろからサポートすることも、つい横に立ちがちになってしまうので、気をつけよう思いました。
