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「発達障がいってなんだろう?~かかわり方のヒント~」を開催しました

6月4日、新横浜本部会場とオンラインのハイブリット講演会「発達障がいってなんだろう?~かかわり方のヒント~」を開催し、83名が参加しました。

講師は発達障がいの子どもを20年育ててきた母親で、これまでの経験やさまざまな知見から情報を整理し、本の執筆など情報発信をしている桃川あいこ氏にご登壇いただきました。

発達障がいの基本的な理解

桃川氏は「人と違うやり方や順序が違うことは、すべて問題になるわけではない」と話し、発達障がいのおもな4タイプの特徴を紹介。「発達障がいかも」というお子さんが増えて見える背景には、診断基準の拡大や社会の理解向上など複数の要因があることを解説し、「本人も周りもともに工夫し、対話しながら生きやすさを作っていく時代」と説明されました。

発達障がいの子育てサポート

相談先の探し方から療育、進路選択まで実践的な情報を紹介。「障がいがある、ないにかかわらず、気になったときにどんどん使っていい」と福祉制度の活用を推奨し、「ひとりで悩みを抱える子育てではなく、サポーターとつながりながらいっしょに進めていく子育て」という心強い視点を提示されました。

桃川氏のイメージマスコットと著書『我が子が発達障害だとわかったら絶対に知っておきたいこと』

「発達障がいってなんだろう?~かかわり方のヒント~」のレジュメ

発達障がいの子どもを育てる大切な視点

「わが子をよく知ること」の大切さを基本に、家庭でできるさまざまなかかわり方を紹介。かかわる視点は、「子どもがいちばん心地よくくらせること」を常に大切に考えられており、その深く温かい目線が印象的でした。また、記録やリカバリーなど具体的な方法が説明され、「子どもにいいことは自分にもやる」という保護者自身のケアの重要性も強調されました。

質疑応答から見える温かな目線

「診断を受けるべきか迷う」「何もやりたくない子どもへの対応」「子どもが特性を受け入れられない場合」などの質問にも、子どもの気持ちに寄り添った視点で回答する桃川氏。深い愛情と20年の子育て経験による裏打ちが感じられ、温かく穏やかな関係作りの大切さが実感されました。

わかりやすくまとめられた90分の講演は、実体験に基づいた具体的で実践的なアドバイスに溢れていました。発達障害の子育てに不安を感じている保護者が、「ひとりではない」という安心感と「具体的にどうすればいいか」という道筋を同時に得られる講演でした。

アンケートから抜粋

  • 貴重なお話でした。子どもがどんな子なのかをよく見ることが大事だなとわかりました。窓口からその後の進路まで見通せる内容は初めてだったので、有意義でした。
  • 発達障がいについて幅広く知ることができました。本人がくらしやすい環境がいちばんいいということがわかりました。
  • 真摯にお子さんと向き合いながら、学びながら20年以上子育てされてこられた先生のご様子が、一つひとつの言葉に現れていました。さまざまな場面で、子どもが日々穏やかに健やかに過ごせるよう長期的な目線でかかわってもらえるならば、お子さんも何より心強く過ごせるのではないだろうかと思います。学ぶところが多かったです。
  • 本人へのかかわり方、また支援者としての自分が疲弊しないようにする視点など、大変勉強になりました。私の家族は既に成人しており、長いこと本人含め、違和感を感じ過ごしてきました。もっと早く受講し、適切な対応ができていたら・・・と感じています。今後は本日理解したことを活かして、本人のサポートにあたりたいと思います。
  • 診断ばかりに目がいきがちなので、実際に子どもを育てた経験があるからこその切り口がとても新鮮でした。話し方も穏やかで、先生の話を聞くというより、先輩ママのアドバイスを聞いている感じがして、とてもしっくりくる内容でした。