「JA新みやぎで田んぼの草取り体験」を開催しました
6月20日~21日の2日間にわたり、宮城県の米産地JA新みやぎにて「JA新みやぎで田んぼの草取り体験」を開催し、組合員27名が参加しました。
JA新みやぎ「みどりの地区」は宮城県大崎市、涌谷町、美里町を管内とし、パルシステムで取り扱っている『エコ・宮城ササニシキ』『エコ・宮城ひとめぼれ』『宮城まなむすめ』『エコ・宮城つや姫』『宮城金のいぶき』などのお米の産地です。
2026年度2回目の交流となった今回は、田んぼの草取り体験や生きもの観察、地域の見学などを通じて、世界農業遺産や、化学合成農薬・化学肥料を極力減らし、環境にやさしい農業に取り組んでいる産地について、理解を深める交流を行いました。
有機栽培米の田んぼで体験
1日目は、お米の生産者でもある砂金(いさご)さんの小麦畑の見学からスタートしました。
見渡す限りに広がるこの小麦は夏黄金(なつこがね)という品種の小麦で、給食用のパンの原材料や、パルシステムで取り扱っている『こだわり酵母パニーニ(国産小麦)』などにも使用されています。あと10日ほどで収穫のシーズンを迎えるという小麦畑は、黄金色に色づいていました。ふっくらとした小麦の実を手に取り、すり潰すように転がすと、殻が外れて中から小麦粉のもととなる白い粒が出てきました。

夏黄金(なつこがね)の小麦畑

手の中で転がすと、簡単に殻が外れます
小麦畑の見学のあとは、田んぼで大崎市職員の鈴木さんに解説していただきながら、生きもの観察を行いました。
参加者は田んぼのなかで、アマガエルやたくさんのカブトエビなど、数多くの生きものを見つけることができました。アマガエルは稲に付く害虫を食べてくれるため、環境に優しい米づくりを行う時には頼りになる存在です。「科学肥料は植物が吸収しやすいように分解されているため、他の生きものにとっては食べるものがない。こんなに生きものがたくさんいるのは、有機質の肥料を使っているから」というお話もあり、時間と労力を惜しまず、人や環境へ配慮した田んぼは生きものにとってすみやすい環境になっているということを、あらためて学ぶ場になりました。
生きもの観察に熱中したあと、おやつとして産地の方が作ってくださったササニシキのおにぎり、きゅうりの一本漬け、いちごのババロアをいただきました。雨で冷えた身体を癒すようなひとときを過ごし、お待ちかねの田んぼの草取りへ。

生きもの観察に没頭する参加者

手作りのおやつをおいしくいただきました!
草取りでは、雑草を入れるためのネットを片手に田んぼの中を入っていきます。雨の中での作業となったため、「生産者の人の大変さがわかるね、作ってくれる人に感謝しながらお米を食べようね」という参加者同士の会話も聞こえ、日頃からこのような作業をしてくださっている生産者のみなさんに感謝しながら、田んぼの草取りの大変さを痛感しました。

草取り体験にチャレンジ

みんなで記念写真!
地域の歴史に触れる
涌谷町は、日本ではじめて金が産出された町として知られています。地域を知る企画として、2日目は、涌谷町にある「天平ろまん館」で砂金採り体験を行いました。
砂金は水の19倍の重さがあるため、「パンニング」と呼ばれる道具で砂をすくってから、その重みを利用して探していきます。
「誰がいちばん砂金を見つけられるかな?」という声を皮切りに、やり方やコツを教えていただきながら、楽しく砂金採り体験に挑戦しました。
砂金採り体験のあとは、大崎市にある加護坊山を訪れました。
晴れていると、見渡す限りの田んぼと畑に囲まれた土地が一望できますが、あいにくの雨だったため、室内で1300年前の景色を思いながら、大崎耕土や世界農業遺産、この土地は、かつて1,000ヘクタールにおよぶ沼地だったことなど、産地のもつ歴史について生産者の西澤さんから教えていただき、理解を深めることができました。

全員で夢中になって砂金を探します

西澤さんのお話に耳を傾ける参加者
生産者やJA新みやぎの職員と行った昼食では、地元の野菜や牛タン、大崎市の田尻地区にある手作りハム工場「田尻ハム」のフランクフルトとともに、炊き立ての『ササニシキ』をいただきました。次々とおかわりをしながら産地の食材を堪能し、交流を深め、2日間にわたる交流は終了しました。
10月には稲刈り体験を開催予定です。お楽しみに!
