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SDGs推進活動~「2030 SDGsカードゲーム」を横浜市立田奈中学校で実施しました

2月17日、横浜市立田奈中学校にて『2030SDGsカードゲーム(※)』を実施し、3年生9クラス約310名が参加しました。

 

未来の地域社会づくりに向けて

当組合の2030年ビジョンは「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」です。これは、国際社会が協働して地球規模で取り組むべき目標がまとめられたSDGsにも通じます。SDGsを推進することでだれひとり取り残さない地域社会づくり、ひいてはビジョンの達成をめざしています。

卒業までにいろいろ経験してもらいたい

受験が終わり、卒業するまでの短い間ではあるけれど、それまでにいろいろ経験してもらいたいという先生の生徒への熱い思いから依頼がありました。9クラスという大規模学校、ファシリテーター総出で開催することができました。

全体の流れ

3年生9クラスを対象に、各教室にて1限、2限に5クラス、3限、4限に4クラスを対象に95分間(休憩5分)の講座を実施しました。
講座ではまず、SDGsの概要について17の目標事例と合わせて説明。その後ゲームの実践を行い、振り返りを通して、SDGsが日々の生活とどんなつながりがあるか、明日からできる一歩を考えていただきました。“一人ひとりの選択”が社会を変えていく、この取り組みスタイルは、“世界を転換transformするために”、一人ひとりがアクションを起こしていこうとするSDGsの取り組みと通ずることを伝えました。

SDGsカードゲーム講座風景

ゲームの実践

作戦会議1分 前半7分 中間発表5分 作戦会議1分 後半15分 結果発表5分

3人前後で1チームを構成し、チーム内でのコミュニケーションと他チームとの交渉を促進させる仕掛けとなっています。目的に向かって、チーム内で話し合い、他チームの目的を理解して交渉するという経験を積みます。前半は自チームの目標達成に奔走、結果目標を達成できても世界を見渡すと経済、環境や社会は課題がたくさん。その後、中間発表を経て世界の状況やゲームの目的を示唆し、豊かな世界とは何かを考え、そのために自分ができるアクションについて考えていただきました。すると、後半では外に目を向け、協働する場面も見られました。

振り返りでは、2030年への思いをつづりました

ひとり一人のアクションが世界とつながる

はじめは自分や同じチームの状況に焦点があてられていたけれど、ふと周囲や世界の状況に目を向けたとき、自分にできることは何だろう?と再考し、自らの選択に変化が生まれていました。この気づきは、日常の行動にもあてはまります。また参加した生徒さんからは、参加者ではなく伝える講師側に立ちたいと嬉しい声も聞かせていただきました。卒業後も、ここでの気づきを大切に新しい生活を過ごされることを期待しています。

 

(※)2030SDGsカードゲーム
2030SDGsカードゲームは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。詳しくは下記「関連リンク」をご覧ください。
このカードゲームをとおして、地域および子どもたちへSDGsの理解を深め、未来の地域社会づくりに向けて「自ら考え、行動する人」の育成をめざしています。