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「第21回市民活動応援プログラム報告・交流会」を開催しました

7月14日、オンラインにて「第21回市民活動応援プログラム報告・交流会」を開催し、16の2020年度市民活動応援プログラム団体19名、有識者1名、役職員11名、合計31名が参加しました。市民活動応援プログラムは、パルシステム神奈川の剰余金の一部を地域社会に貢献する目的で、神奈川県内の市民団体に支援金を拠出する制度です。

今年で21年目

経済格差や子どもの貧困、孤立、大量の食品ロス、10年たった今もなお続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故の影響による健康や生活の不安。地域には、さまざまな課題に対して、それぞれの立場で取り組んでいる市民団体がいます。とくに昨年からは、長引く新型コロナウイルス感染症の影響から、計画どおりに活動できないことや今までにない工夫や配慮のための負担が重なるなか、安心して地域に根差した活動を継続しつつ、時勢に応じた新しい活動を展開している団体が多く見受けられます。
当組合の市民活動応援プログラムは、そういった団体を資金の助成だけでなく、市民団体同士、そして市民団体と当組合の交流を通じて、連携を模索するために報告・交流会を毎年開催しています。 2000年にスタートし、これまでの支援金は405団体に対して累計総額8,191万円になりました。

初のオンライン開催

長引く新型コロナウイルス感染症の影響から、今年度は初のオンライン開催を試みました。前半に各団体参加者からひと言ずつの自己紹介。その後、事前アンケートより交流したい団体、テーマをもとに3グループに分かれて30分ずつを2回転のグループディスカッションを行いました。

参加されたみなさん

《内容》
・参加市民団体の活動内容と自己紹介
・3グループに分かれてのグループディスカッション×2回

・表彰
【組合員応援賞】
特定非営利活動法人フードバンク浜っ子南(横浜市)

【運営委員特別賞】
特定非営利活動法人神奈川フードバンク・プラス(横浜市)

第21回市民活動支援助成団体一覧(PDFが開きます)

共通の6つの課題

事前のアンケートから各団体が抱える課題意識には6つの共通テーマがありました(以下)。これらについてグループディスカッションでは意見交換を行いました。

  1. 啓発、普及、参加、参画へつなげる情報発信の工夫
  2. 活動資金調達の工夫
  3. 運営の人的確保とマネジメント
  4. 他団体、行政などとの連携
  5. 協力者への謝礼やその金額設定
  6. コロナ禍での活動の工夫

グループディスカッションの様子

荒川委員長のあいさつ

活発な意見交換

短い時間でしたがそのなかでも各団体で工夫されていることを共有したり、アドバイスを行いました。異なるジャンルで活動している団体、また異なる年齢層(大学生も参加)との交流から、たくさんのヒントやステップを見出せたという声をいただきました。

オンライン定期開催を検討中!

当組合では、地域で活動する団体との連携をさらに強化して、地域貢献へつなげていきたいと考えています。そこで、これまで年1回の開催を続けてきました「報告・交流会」を当組合や各活動団体とのネットワーク形成のひとつの手段として定期的に実施していきたいと考えています。これまで関係のあった団体などにはご案内を年度内に予定しています。そのほか、ご興味、ご関心のある団体がいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしています。

第22回市民活動応援プログラムを実施します(応募期間:2021年7月26日(月)~8月27日(金))。
応募の詳細などはこちらをご覧ください⇒市民活動応援プログラムページへ