• 加工品・調味料

クリームシチュー

具材そのもののおいしさを引き立てるシチュールウ
パルシステムだからこそできる化学調味料不使用

『クリームシチュー』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2013年11月時点)
大洋香料株式会社 東野公彦さん
ハチ食品株式会社 松本将明さん
パルシステム連合会 ドライ食品課 竹井篤史職員

パルシステムの味を作り出す製造元との共感と信頼

 商品カタログの注文番号近くにある、palマーク。パルシステムのPB商品(※)を表す表示として、組合員のみなさんにもおなじみのことと思います。このマークの付いた商品は、化学調味料不使用や国産原料使用など、パルシステムの商品づくりの基本に基づいて開発されたものばかり。『クリームシチュー』もそんな商品のひとつです。製造元はハチ食品(株)。今から100年以上前の1905年に、日本で初めて国産のカレー粉を商品化したという老舗の食品メーカーです。

 パルシステムのPB商品(※)を表す表示として、組合員のみなさんにもおなじみのことと思います。このマークの付いた商品は、化学調味料不使用や国産原料使用など、パルシステムの商品づくりの基本に基づいて開発されたものばかり。『クリームシチュー』もそんな商品のひとつです。製造元はハチ食品(株)。今から100年以上前の1905年に、日本で初めて国産のカレー粉を商品化したという老舗の食品メーカーです。

 商品の仕入れを担う大洋香料(株)の東野さんは、「弊社とハチ食品、パルシステムのつながりは、私たちがハチ食品に、パルシステムのオリジナルカレールウの商品開発について相談を持ちかけたところから始まりました」と語ります。以来約30年にわたって、『使えるカレー(甘口)・(中辛)』『こども用カレールゥカレー屋さん・2個組』『スパイシーカレー』をはじめ、『チキンブイヨン』『和風だしの素かつお風味』など、組合員のみなさんの食を支える商品を、ともに開発し送り出してきました。

 パルシステム連合会商品本部の竹井職員は、「どんなコンセプトでどんな原料を使い、どのように作っていくか。大洋香料さん、ハチ食品さんとは、お互いが納得できるまで話し合いを繰り返し、ひとつの商品を一から作っていくことができます。それができるのは、パルシステムの食に対する基本的な考え方を理解してくれてい るからこそ」と話します。

 パルシステムの数々のPB商品は、こうした製造元との共感と信頼に支えられて生み出されているのです。

(※)PB商品:独自開発商品

原料がよいから化学調味料不使用が可能に

融点の高いパーム油を使っているので、夏でもべたつかない!

 パルシステムならではのこだわりが詰まった本品。そのもっとも大きな特徴は、化学調味料不使用にあります。

 「クリームシチューのルウは、小麦粉を油脂で炒め、各種の調味料を加えて練っていきます。その基本的な作り方は本品でも市販品でも変わりませんが、このとき化学調味料を加えると、食品の味をまとめあげ、一般的に“おいしい”と感じる味わいを、簡単に作り出すことができます」(ハチ食品・松本さん)

 化学調味料にはまた、塩辛さをやわらげまろやかさを感じさせる働きがあるため、現在、数多くの加工食品に、重宝な調味料として利用されているのです。

 それに対して、本品ではポークやチキンエキス、オニオンパウダーなどの天然素材エキスや数種類のチーズといった、複数の原料を組み合わせることでうまみを出しています。

 「しかし、これらを使いさえすればおいしくなるというわけではありません。それぞれの調味料をどのぐらいの配合率で加えればよいのか。むずかしいのは、そのバランスを組み立てていく部分ですね」(ハチ食品・松本さん)

 「化学調味料を使わなくてもおいしい商品になるのは、原料がよいことの裏返しですよ」と話すのは大洋香料の東野さん。原料全体の約3分の1を占めるもっとも大切な原料である小麦粉を、本品では国産小麦に限定し、品質にばらつきのない安定した商品づくりにつなげています。

 「本品のもうひとつの特徴は、固形タイ プではなくフレークタイプであること。どちらもルウを炊き上げるまでは同じ工程で作られますが、固形のルウはそこからトレーに流し込んで固め、ふたをすればでき上がるのに対し、本品は炊き上がったルウを一度大きなトレーに流し込んでひと晩冷蔵庫で冷却し、翌日、カッターで削ってフレーク状にします」(ハチ食品・松本さん)

 固形タイプに比べて、製造元にとっては手間と時間のかかるフレークタイプ。しかしそのぶん、使う側の使い勝手のよさは格段にアップ。初めて作る方でもルウが“ダマ”になるような失敗がないのも、この1日分多い工程のおかげなのです。

主役は具材 その具材を引き立てるルウ

 本品を玉ねぎや人参などさまざまな野菜といっしょに煮込むと、ホワイトソースのマイルドでやさしい味わいだけでなく、具材のうまみがしっかりと感じられることに驚かされます。組合員のみなさんからも、「化学調味料不使用だから安心。しかもおいしいので、今ではこれしか食べません」「野菜の味をじゃましない自然な風味が気に入っています」といった声が寄せられるなど、深い味わいは折り紙つき。「具材といっしょに食べていただいたときに、バランスがいちばんよいシチュールウでありたいと考えています」(ハチ食品・松本さん)という言葉からは、本品が具材のおいしさを最大限に引き出す、優秀な裏方としての役割をめざしていることがわかります。また、牛乳をほんのり温めながらルウを少しずつ溶かし入れれば、グラタンやドリア、パスタなどに、ホワイトソースとして手軽にご利用いただくこともできます。

 「製造元の方々との連携や開発の手法、商品の品質そのものについても、本品はパルシステムを代表するPB商品のひとつといえるでしょう。組合員のみなさんもそのことを感じ取ってくださっているからこそ、ロングセラー商品なのだと思います」(竹井職員)

 2013年10月には、姉妹品としてスイートコーンの甘みがきいた『コーンクリームシチュー』も発売されました。

 また、2013年までは、120g×2袋でお届けしていましたが、使い勝手を考えて2014年9月から「使えるカレー」のように チャック付きに変更すると同時に、もう少しコクがあるといいなとの声を反映してパーム油から牛脂、豚脂に変更しました。

 パルシステムが生み出し、組合員のみなさんが育ててくださった本品。家族みんなで温まりたい季節には、ぜひ たっぷりと作ってお召し上がりください。

『クリームシチュー』ができるまで

  1. step01

    加熱混合

    パーム油と小麦粉を120℃で15分加熱混合してから、ほかの原料を加えて120℃ で20分加熱混合します。

  2. step02

    冷却

    でき上がった熱いルウを大きなトレーに入れ、8〜18℃で8時間冷却します。

    冷却したルウは大きなブロック状

  3. step03

    フレーカー

    ブロック状にカットしたルウを削り機に入れ、カッターでフレーク状に削っていきます。その後、フレークをふるいにかけます。

    ルウを削り機に投入!

  4. step04

    充てん→検査→完成

    袋に詰めて混入物の最終チェックをし、でき上がり。

    おなじみのパッケージにフレークを詰めます

パルシステム神奈川ゆめコープ おすすめ商品

フレークタイプだからホワイトソース系の料理にもどんどん使ってみて!

『クリームシチュー(2個組)』120g×2

姉妹品、子どもも大好きなやさしい甘さの『コーンクリームシチュー』

※本ページの内容は2013年11月公開し、2015年11月一部更新しました。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。