パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

  • 環境

「多摩川河口干潟観察会&リバークリーン」を開催しました

5月5日、川崎市川崎区多摩川1.6kmポスト付近(殿町第2公園付近)の干潟にて「多摩川河口干潟観察会&リバークリーン」を開催し、組合員13組32名が参加しました

レアな生きものも発見! 泥んこになって干潟を大調査

当日は青空が広がり、心地よい風が吹くなかでの開催となりました。このイベントは、生きものを持ち帰らず、自然な姿のまま観察する「観察会」です。事前に、赤い線が入った毒をもつ「アカクラゲ」や、尻尾に毒針がある「エイ」といった危険生物への注意点を聞いてから、いざ生きもの観察へ出発しました。足元には無数のカニが隠れており、子どももおとなも泥んこになりながら生きもの探しに夢中になりました。ヤマトオサガニをはじめ、めずらしい魚「ヨウジウオ」や、エビ、ソトオリガイなどを次々と発見。垂直な壁を登る「クロベンケイガニ」の生態におどろいたり、「ミズクラゲ」に触れてみたりと、多様な生きものとのふれあいを楽しみました。

事前に注意「赤い線があるクラゲは絶対に触らないで!」

どんな生き物がいるのかな?

やったー! カニとれたよ!

初めてさわったミズクラゲ、ゼリーみたい!

めずらしい生き物を水槽に集めて観察

「たくさん獲ったカニー!」と声を合わせて撮影

アサリの浄化実験から学ぶ、水環境保全の大切さ

生きもの観察を楽しんだ後は、観察の合間に行ったアサリやしじみなどの貝類を入れた水と入れない水を比べる水質浄化実験の結果を観察しました。貝が濁った水をきれいにしてくれる一方で、川が汚れていれば、その汚れを取り込んだ貝を人間が食べることになるという、自然の循環の仕組みを学びました。 また、高度経済成長期の多摩川が合成洗剤などの生活排水によって汚染され、雪のように泡だらけだった写真も見比べ、今の豊かな多摩川を守ることの重要性を実感しました。

海のゴミを減らすために、みんなでリバークリーン

この学びを実践するため、参加者みんなで観察場所の干潟をきれいにする「リバークリーン」活動を行いました。自分たちが実際にふれた多くの生きものたちがすむ環境を、自分たちの手で守るアクションを起こすことで、環境保全への意識がより高まる時間となりました。

最後は、観察した生きものたちをそっと川へリリースする「お別れの儀式」を行い、自然環境の大切さを肌で感じる有意義な一日となりました。

貝類を入れた水(左)と入れない水(右)

昔、多摩川は泡だらけでした

風で飛ばされたのかな? お菓子の袋

次世代へつなぐ、30年続く環境企画

この観察会は、1995年に当組合の前身のひとつである生活協同組合ゆい(川崎市職員生協)の環境課題企画「多摩川カニとり遊び」としてスタートし、30年以上続く人気の企画です。今では数少なくなった干潟で生きものに直接ふれ、自然環境の大切さを肌で感じることのできる貴重な取り組みとして、毎年多くの組合員家族から親しまれています。

パルシステム神奈川は、今後も次世代にきれいな環境をつなげていくための取り組みを行ってまいります。

参加者の感想

<干潟観察について>

  • ふだんは身近に観察することがない生き物や地域の様子を知ることができ、親子で楽しく過ごすことができました。解説をしていただけたので、子どもが家に帰ってから本であらためて調べ、よい学習の機会ともなりました。
  • 家族で干潟の生きものを見られてうれしかったです。教えてくださった方の説明が上手でした。大人も学ばせていただきました。

<リバークリーンについて>

  • 生きものを探すように、夢中になってゴミを見つける子どもの姿が印象的でした。大好きな生きものを守るためにと観察員の方から話があったので、すぐ行動に移せる流れがよかったです。
  • わずかな時間でしたがあれだけのゴミが集まるとはおどろきです。回り回って人間に帰ってくることを知るとわかりやすく、ゴミの持ち帰りを今後も守って行こうと思いました。