「ごみにまつわるお金のこと、ごみの学校の寺井さんに聞いてみよう!」を開催しました
10月10日、パルシステム連合会 環境委員会がオンラインで主催した「ごみにまつわるお金のこと、ごみの学校の寺井さんに聞いてみよう!」。パルシステム神奈川は共同事務局として企画運営に参加しました。
パルシステム連合会開催報告はこちら⇒https://information.pal-system.co.jp/press/251020-gomitookane/
パルシステムのリサイクル、コスト面で伝えたいこと
「行政の資源回収に出しても同じでしょ」といわれることもあるパルシステムのリサイクル。どこに違いがあるのか、これまであまり語ってこなかったお金の面から伝えてみよう! ということで企画検討を行いました。
パルシステムでは商品をお届けする際にカタログや商品をまとめている袋(まとめ袋)を回収していますが、グループ全体での回収率は約30%。回収できなかった残り70%分のリサイクル費用をパルシステムが支払っていることはあまり知られていません。
また一般的にはコストになることの多いリサイクル、組合員のみなさんとの連携で、パルシステムのリサイクルでは価値ある資源に生まれ変わらせていることも、ぜひ伝えたいことでした。


さらに価値あるリサイクルへ
単一素材で価値ある資源になっているパルシステムのリサイクルですが、リサイクルの現場では悩みもあります。回収対象外のものがリサイクル品に混ざってしまったり、リユースびんがまとめ袋の中に紛れてしまったり。組合員のみなさんが戻してくれたリサイクル品をしっかり価値ある資源にするために、「こんなふうに戻してくれたらうれしい!」ということも伝えられるよう、内容を組み立てました。
参加者の声
- 寺井さんのお話は、ごみ処理の現状に至るまでの話がとてもわかりやすく、時代を追っての内容にたくさんの気づきがありました。
- ごみが回収されないと年間2000万円も掛かるなんて驚きました! 毎年家が1軒建つ計算ですよね! リサイクルはとても大切なことなんだなとあらためて感じました。
- 回収したものを配達員さんがトラック内で分別しているなんて驚きました。これから見やすいように、回収品をまとめたいと思いました。
当日のチャットの質問への回答(当日未回答のもの)
【商品まとめ袋について】
- 冷蔵品と冷凍品のまとめ袋は別にしたほうが良いのでしょうか。
- まとめ袋の白っぽいのと透明なのと別にしたほうがいいですか?
⇒(回答)商品のまとめ袋(冷蔵・冷凍・パン)は分けずに一緒にお戻しください。 - まとめ袋数枚をまとめ袋で縛って出すのはいかがでしょうか。
⇒(回答)まとめ袋のみであれば縛っていただいてもかまいません。 - 商品まとめ袋とカタログ袋は別にしたほうがいいですか?
⇒(回答)一緒にしていただいて結構です。
【そのほか】
- 豆乳の紙パックを洗うときに水をこんなに使って排水していいのか海への影響とリサイクルの価値とどちらがよいのかなと考えることがあります。
⇒(回答)日本の多くの地域では、家庭から排出される生活排水は下水道を通じて下水処理場に集められ、流された汚れは適切に処理されます。そのため、豆乳パックをすすぐことで出る少量の汚れは、下水処理の過程で除去されます。そのため、紙パックでリサイクルできるものは資源としてお戻しいただけますと幸いです。
