パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

  • 食と農 産地交流

「JAいわて花巻で田植え体験」を開催しました

5月10日〜11日の2日間、岩手県花巻市東和町にて春の交流を開催し、24名の組合員が参加しました。

春の田植え交流

当組合と『エコ・岩手ひとめぼれ』の産地JAいわて花巻は「花巻食と農の推進協議会」を設立し、年間を通じて田んぼの体験を通した交流を長年続けています。この春も、毎年組合員が田植えや稲刈りなどを体験している交流田で、田植え体験を通じて組合員と生産者とが交流を行いました。

はじめての田んぼ。 やわらかい土の感触は思い出に残るものとなりました

植える苗は『ひとめぼれ』。 生産者が組合員とペアになり苗を植えます

みんなでハイポーズ

夕食交流会

1日目の夜は組合員と生産者との夕食交流会を行いました。
釜炊きごはんや地元の山菜を揚げた天ぷら、ふき・わらびの煮物、ヨモギ餅入りお味噌汁など、産地ならではのご馳走を女性生産者グループ『小山田美女会』のみなさんが作ってくださいました。
おいしい手料理を前にたくさんの話が飛び交い、生産者、消費者お互いが語り合える場としてとても充実した時間となりました。

お米の釜炊き。お米は、昨年の交流会で収穫した「ひとめぼれ」

たらの芽、こごみ、さつまいも、人参とごぼうのかき揚げ

2日目 育苗センター見学

育苗センターは、一年の豊作を決める大切な苗を育てる重要な施設です。12センチ程に生長した苗が一面に育てられていました。もう少し成長させて田んぼへ植えられるとのことです。種もみから田植えまで、たくさんの大切な作業があることを学ぶ時間となりました。

小山田スーパー「おっほ」を見学

育苗センターに隣接するこの施設は、2021年5月に開店しました。地域のスーパーが閉鎖されたことにより高齢者や車をもたない方など、「生活していくのに不便な状況を抱える方々の思いをかなえたい」との思いから地元の人たちが協議会を設立してオープンした施設です。

※「おっほ」とは、地域に生息し皆から親しまれているフクロウの愛称で、鳴き声から「おっほ」と聞こえることから県内外でもこのように呼ばれているそうです。

苗が育てられている小山田育苗センター

買い物だけでなく地域の交流の場ともなっている小山田スーパー「おっほ」

とうわメダカの里見学

NPO法人イーハトーブ里山水棲生物保存会の方より『とうわメダカの里』に関して説明していただきました。ザリガニ釣りや水辺に棲息する生物の観察を行いました。

みんなそろって集合写真

『エコ・岩手ひとめぼれ』産地の魅力がたくさん詰まった2日間の交流は無事に終了しました。
今回の交流体験を通じて、組合員と生産者とが直接交流をすることで「作ること」「食べること」へのお互いの理解がよりいっそう深まりました。

   

参加した組合員の感想

  • 「エコ」の2文字に込められた手間ひまは、大変なものなのだと知りました。たくさんの温かなおもてなしをありがとうございました。
  • 田植えや育苗センターの見学だけでなく、地元の料理やザリガニ釣りなど岩手の自然を楽しむことができとても楽しかったです。ホテルでカエルの合唱を聴きながら眠れたのも貴重な体験でした。
  • 花巻のすばらしい自然とおいしいお食事、温泉に大変癒やされました。生産者の方には米作り、育苗、地域社会の維持について、勉強になるお話をしていただき、これからの消費行動に気をつけていきたいと思います。
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    パルシステム神奈川は、これからもJAいわて花巻との交流を大事にしていきます。