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  • 食と農 産地交流

小田原特産物をまるっと満喫♪「小田原玉ねぎを作ってみよう!(植え付け)」を開催しました

12月4日、小田原市曽我みのり館近くの畑でNPO法人小田原食とみどり主催「小田原玉ねぎを作ってみよう!」を開催しました。午前と午後の2回に分けて開催し、組合員や小田原市民53家族145名が参加しました。

 

この企画は、小田原特産の玉ねぎ栽培をとおして、家族で気軽に農業を体験し、農薬や化学肥料に頼らない農業を知ることができる企画として、家族単位での区画の植え付け、草取り、収穫までの全3回行います。1回目の今回は、玉ねぎの植え付けを行いました

生産者の中戸川さん(左)

玉ねぎ生産者に教わり植え付け

はじめに玉ねぎ生産者の中戸川さんより苗の植え付け方を教わりました。植える間隔を広くすると大きい玉ねぎができることや浅すぎると雨や風で抜けてしまい、深すぎると変形してしまうことなどのアドバイスももらいました。

事務局で作った一目で間隔や深さがわかるよう印をつけた割りばしを使い作業の開始です。苗を植えると土から根がでてしまったり葉が寝てしまうなど思うようにいきません。長い根や葉をはさみで切ることで問題が解決できました。各区画ごとに、家族で協力し120本の苗を植え付けすることができました。

印のついた割りばしを使って苗の植え付け

生産者から植え付け方を教えてもらう

長い根を切る

苗の植え付け(全体)

カモミール種入り泥団子

カモミールの種まき
苗の植え付け後にはコンパニオンプランツとしてカモミールの種を苗の周りにまきました。

コンパニオンプランツとはお互いの相性の良い植物を一緒に植えると相乗効果で作物の生育をよくする組み合わせのことです。

直接まくことによって雨などで種が流れないように泥団子を作りカモミールの種を側面に付けまきました。

参加者から「待ち遠しい」という声が多く、「草取り前に畑を見にきてもいいですか?」と声もあがりました。成長がみられるのは暖かくなってからなので冬の間はあまり変化がみられないようです。

次回は4月2日草取りの予定です。農薬を使わない畑には草取りは欠かせません。玉ねぎの成長が楽しみです。

今回取材したNPO法人食とみどりでは1月下旬に年間を通して行う「2022年度小田原農の学校」の募集を開始します。(詳細は当組合HP「募集中イベント」をご確認ください)

NPO法人小田原食とみどり

農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。当組合では、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験や生産者との交流企画などの業務を委託しています。