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SDGs推進活動~小学校で『2030 SDGsカードゲーム』を実施しました~

未来の地域社会づくりに向けて

当組合の2030年ビジョンのテーマは「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」です。これは、国際社会が協働して地球規模で取り組むべき目標がまとめられたSDGsにも通じます。SDGsを推進することでだれひとり取り残さない地域社会づくり、ひいてはビジョンの達成をめざしています。

2030 SDGsカードゲーム

「2030 SDGsカードゲーム」は、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。詳しくはこちらのページをご覧ください。⇒2030 SDGsカードゲーム
このカードゲームをとおして、地域および子どもたちへSDGsの理解を深め未来の地域社会づくりに向けて「自ら考え、行動する人」の育成をめざしています。

野比東小学校6年生の興味関心から

横須賀市立野比東小学校6年生は、総合の学習で「国際理解」をテーマに世界平和について考える学習をすすめています。その中でSDGsという言葉をよく耳にするようになり、SDGsに対する児童の興味が大きくなりました。先生がネットで調べていたところカードゲームの体験型という文言からよい体験になるのではと考え、今回の開催にいたりました。

■全体の流れ

6年生2クラスを対象に、各教室にて3限、4限を使って95分間(休憩5分)の講座を実施しました。

講座前半では、SDGsの概要について17の目標事例とあわせて説明。後半は、SDGsが日々の生活とどんなつながりがあるか、明日からできる一歩を考えていただきました。

“一人ひとりの選択”が社会を変えていく、この取り組みスタイルは、“世界を転換 transformするために”、一人ひとりがアクションを起こしていこうとするSDGsの取り組みと通ずることを伝えました。

教室での講義の様子

■ゲームの実践

作戦会議1分 前半9分 中間発表5分 作戦会議1分 後半15分 結果発表5分
2~3人で1チームを構成し、チーム内でのコミュニケーションと他チームとの交渉を促進させる仕掛けとなっています。目的に向かって、チーム内で話し合い、他チームの目的を理解して交渉するという経験を積みます。前半は自チームの目標達成に奔走、結果目標を達成できても世界を見渡すと経済、環境や社会は課題がたくさん。その後、中間発表を経て世界の状況やゲームの目的を示唆し、豊かな世界とは何かを考え、そのために自分ができるアクションについて考えました。すると、後半では外に目を向け、協働する場面があちこちで見られました。

カードゲーム実施の様子

世界の状況メーター変更の様子

ゲーム体験中の様子

最終的な世界の状況バロメーター

■足元から世界を!

ゲームの実践から何かを変えるためにまずは自分自身が変わることの必要性に気づき、その行動はむずかしいことではなく、できることをすることでつながっている世界へも影響していくこと。また、一個人が世界を変えられるわけがないという感覚を捨て、一人ひとりが興味関心をもつことで世界は変わることを学びました。
今後も未来を担う子どもたちへ向けて、このような活動を拡げていきます。