社会的な課題や身近なくらしの課題解決に向けて、〔食と農、くらし・福祉、環境、平和〕のテーマに沿って事業活動や組合員、諸団体と連携して取り組みます。

平和・国際活動

2019年度〔平和・国際活動テーマ〕平和をくらしの礎にした社会をつくります。

書き損じハガキの取り組み

宛先や文面を間違えて出せなくなったハガキや、送れなかった年賀ハガキなどの「書き損じハガキ」。それらを組合員からご寄付いただき、国や家庭の事情などで学校に行きたくても行けない、ラオスやカンボジアの子どもたちの就学支援を「公益財団法人民際センター」を通じて取り組んでいます。2月27日、大和市国際化協会の「外国人女性の会」メンバーと県央エリアの活動組合員メンバー3名に協力してもらい「書き損じハガキ」の仕分け作業と集計を行い、4月24日、「書き損じハガキ」を切手に交換し「公益財団法人民際センター」にお届けしました。

書き損じハガキの仕分けの様子

「ヒバクシャ国際署名」の取り組み

「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に 何としても核兵器のない世界を実現したい」との思いから、平均年齢80歳を超えたヒロシマ・ナガサキの被爆者が、国際署名の呼びかけを行っています。当組合も賛同し、その推進のために神奈川県原爆被災者の会のみなさんと生協とで「ヒバクシャ国際署名生協推進委員会」をつくり、連携してすすめています。国内外の世界のすべての人が核兵器廃絶を求めることで、核兵器の廃絶を実現することを目的とし、核兵器禁止条約が議論されている国連総会に2020年まで毎年届けます。

「ヒバクシャ国際署名」用紙

ピースリレーセレモニーの前に参拝 大船観音見学会

核兵器や戦争のない平和な世界を呼びかけ、被爆地広島までの各地をリレー形式で歩く「ピースリレー(平和行進)」。神奈川県内は、5月7日から5月19日の日程で開催され、その重点ポイントのひとつとして大船観音で「平和祈念塔参拝・原爆慰霊」がありました。セレモニーが始まる前に大船観音寺をめぐり、シンボルである白衣観音像や原爆慰霊碑などを見学しました。

白衣観音像の前で記念写真

沖縄スタディツアー報告会&琉球新報 島洋子記者講演会

2019年5月18日新横浜本部にて、沖縄スタディツアー(2019年3月27日~29日)報告会と琉球新報の島洋子記者の講演を開催しました。沖縄で続く基地の問題や沖縄の現状についての報告会と講演会のあとにはグループワークを行い、沖縄について知っていたこと、知らなかったこと、疑問など、参加者は積極的に話し合いました。

グループワークの様子

ヒロシマ子ども平和スタディツアー

神奈川県の子どもたちが平和の大切さについて考えるために、毎年夏休みに神奈川県生協連合会と県内の生協が協力して実施している「ヒロシマ子ども平和スタディツアー」。次世代に戦争の残酷さ、平和の尊さを伝える取り組みとして、当組合も毎年参加し、小学生から大学生までの子どもたちを派遣しています。

原爆ドームの前で集合写真

暴力と虐待から子どもを守る カンボジア指定募金(ユニセフ指定募金)

5年ごとに特定の国を支援するユニセフ指定募金は、2019年度からの5年間、カンボジアを支援することになりました。当組合もユニセフ指定募金に取り組み、2019年の7月15日から8月16日にかけて、募金協力を組合員に呼びかけ、247万3,359円の募金が寄せられました。

みなさまのご理解、ご協力、ありがとうございました

原爆と人間展

若い世代の人に被爆の実態を伝え、核兵器廃絶・被爆者援護の輪を広げたいという気持ちから、神奈川県原爆被災者の会、神奈川県建設労働組合連合会、原水爆禁止神奈川県協議会と県下7生協が実行委員会を作り、毎年横浜駅東口横浜そごう前「新都市プラザ」にて「原爆と人間展」を開催しています。2019年度は8月23日から26日まで開催され、約1万500人の方々が来場しました。

会場の様子

平和・国際フェスタ「ハートカフェ」

当組合では、地域で平和・国際活動について考える場を提供し、交流するために、毎年平和・国際フェスタ「ハートカフェ」を、各地域のみなさんの協力を得ながら開催しています。2019年度は9月22日、みなとみらいの日本丸訓練センターにて開催。国内外で活動しているみなさんと交流し、人と人のつながりや平和の大切さ、世界のさまざまな国のことを学び、考える機会となっています。

安田菜津紀氏による講演の様子

2020年「NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議」に向けた募金

2020年4月から5月にかけて、NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議が行われます。それに合わせ、会議の行われるニューヨークにおいて、神奈川県原爆被災者の会の方が被爆者証言活動やパレードに参加します。当組合では9月23日から27日の間、被爆者の会の方の派遣費用カンパを組合員のみなさまに呼びかけ、56万9,398円の募金が寄せられました。

※新型コロナウイルスの影響により、NPT再検討会議は延期、訪問団の派遣は中止となり、派遣費用のカンパ金は一旦みなさまにお戻しすることになりました。

みなさまのご理解、ご協力、ありがとうございました

LGBTQ学習会「自分らしく生きる『ダブルマイノリティとは?』」

2019年12月5日、新横浜本部にて「ともに生きる」をテーマにLGBTQの学習会を開催しました。今回は手話講師の菊川れんさんを講師に、ろう者とトランスジェンダーのダブルマイノリティであるご自身の体験談を交えてお話をしていただき、手話通訳の方に音声でお伝えいただきました。

講師の菊川れん氏

くらしと憲法

2020年2月22日、桜木町の青少年交流・活動支援スペース(通称:さくらリビング)にて、弁護士の白神優理子氏による憲法学習会を開催しました。憲法改正や国民投票に関するニュースを耳にする機会が多くなっていますが、実際、私たちのくらしにどう影響してくるのか、そもそも憲法とはどんなものなのかを、市民の視点にてわかりやすく話していただきました。

学習会の様子

外国コイン寄付の取り組み

当組合では、身近な国際貢献の取り組みとして、外国コインによるユニセフの活動支援寄付を呼びかけ、2019年度分として約4,155g、紙幣36枚を神奈川県ユニセフ協会へ寄付しました。みなさんからお寄せいただいた外国コインは、世界の子どもたちを支援する活動資金として使われます。

みなさんのご理解、ご協力、ありがとうございました

使用済み切手寄付の取り組み

当組合では、身近な国際貢献の取り組みとして、使用済み切手による海外活動支援寄付を呼びかけ、2019年度分として約2.2kg、換金額4,271円を特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会に寄付しました。 みなさんからお寄せいただいた切手の換金額は、南アジアでの家事使用人として働く少女たちへの支援の活動資金として使われます。

みなさんから寄せられた使用済み切手

折鶴ボランティア

自宅でできるプチボランティア「折鶴ボランティア」を募集し、2019年度もたくさんの方にご協力いただきました。2019年度の折鶴ボランティアは5千羽という目標数を設定し、多くのご応募をいただきました。 ご協力いただいて作成された折鶴は千羽鶴にして献納していきます。今後、ヒロシマ、ナガサキ、大船観音や沖縄に献納する予定です。

ご協力いただいた折鶴は立派な千羽鶴に

意見書など

「(仮称)川崎市差別のない人権尊重まちづくり条例」(素案)に対する意見書

2019年8月1日、川崎市に対し「(仮称)川崎市差別のない人権尊重まちづくり条例」(素案)に対する意見書を提出しました。
「私たちは、『(仮称)川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例』(素案)について、全面的に支持し賛同を表明します。」