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「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金(ユニセフ指定募金)にご協力ありがとうございました

5年ごとに特定の国を支援するユニセフ指定募金は、2019年度からの5年間、カンボジアを支援することになりました。当組合もユニセフ指定募金に取り組み、2019年の7月15日から8月16日にかけて、募金協力を組合員に呼びかけ、247万3,359円の募金が寄せられました。

カンボジアの子どもに対する暴力は、周辺国と比べても深刻な問題となっています。カンボジアの子どもたちは2人に1人が物理的な暴力を、4人に1人が心的虐待を、20人に1人が性的虐待を受けています。(「カンボジアにおける子どもに対する暴力に関する調査2013」より)2017年、カンボジアで初となる「子どもに対する暴力の防止および対応のための行動計画2017年-2021年」が発表され、子どもに対するあらゆる形態の暴力をなくすための取り組みがようやく一歩前進しましたが、世代間で引き継がれる暴力の連鎖を断ち切ることがとても重要です。また、その取り組みの結果は目に見えにくく、長期的な支援が必要となります。

パルシステム神奈川ゆめコープでは「平和活動の基本的な考え方」のもと、神奈川県ユニセフ協会と協力して、2013年~2018年までの5年間「児童労働と闘うネパール指定募金」に取り組みました。2019年度からは新たにカンボジア指定募金が始まり、247万3,359円の募金が寄せられました。みなさまのご理解、ご協力、ありがとうございました。

Cambodia, April 2014. Stung Meanchey Village

みなさまから寄せられた募金は、神奈川県ユニセフ協会を通じて、教師がクラスを効率的に運営したり暴力を使わずに問題を解決し、教師と生徒の間で良好な関係を築くことができるよう、教師への「ポジティブ生徒指導法」の研修を行い、生徒たちが安心して学べる学習環境を作ることや、家庭内での子どもへの暴力を減らし、家族に一体感をもたせることができるよう、保護者への「ポジティブ子育て法」の研修実施に使われます。

2020年度もUNICEF(ユニセフ)と協力し「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金を呼びかけますので、引き続きご協力くださるようよろしくお願いいたします。