「体験と座学で防災力アップ!」を開催しました
2月11日、神奈川県総合防災センター(厚木市)にて「体験と座学で防災力アップ!」を開催し、30名が参加しました。
今回の企画は体験と座学の2本立てとし、前半は大地震の揺れ、暴風、煙など実際の災害を想定した体験型プログラム、後半は災害救援ボランティアセーフティリーダー(SL)で、防災士、あいかわ町災害ボランティアネットワーク代表の山内潔氏を講師に迎え、「大規模災害~私たちができること」学習会を開催しました。

震度7の揺れ体験と中の様子を撮影したカメラ映像

東日本大震災の津波の高さを伝えるパネル(総合防災センター内)
災害を身体で実感する体験プログラム
前半の体験プログラムでは、参加者のみなさんに実際の災害の規模を疑似体験していただきました。
地震体験では震度6や7の揺れを実際に体感し、多くの方が「想像以上の揺れだった」「立っていることすらできない」と驚かれていました。
暴風体験では台風時の強風を、煙体験では火災時の視界の悪さを実感。また映画などをとおして災害時の危険性を理解していただくことができました。

【地震体験】震度7の揺れに全員がしっかりとつかまり座っている様子

【強風体験】終了間近に明かりがつき、風が弱まったところ

煙体験の説明を聞くみなさん

映像で学ぶ様子
神奈川県で想定される地震災害
後半は、山内氏による「大規模災害で私たちができること」を学びました。まず神奈川県で想定される地震災害について詳しく解説していただきました。首都直下地震では神奈川県内で震度6弱~6強が想定されることや、30年以内に70%の確率で発生するとされていること、南海トラフ地震の影響についても説明がありました。
講師は「大きな揺れを感じたら、姿勢を低く、頭を守り、揺れが収まるまで動かない」という基本行動を示し、この訓練(シェイクアウト訓練)の重要性についても触れられました。
震度別の被害想定や、高層マンションの揺れの説明では、「固定していないものは流されるように動いていきます」と身振りを交えた説明に、参加者は「想定以上の揺れのリアル」に表情が引きしまるようでした。

実践的でわかりやすい講師の山内氏

真剣に聞く参加者のみなさん

緊急地震速報!
机の下で頭を守るシェイクアウト訓練
実践的な防災対策
災害時の避難について「コロナ禍以降、国が推奨しているのは在宅避難です」と説明し、家が倒壊していなければ避難所に行く必要がないという考え方も紹介されました。
「在宅避難でトイレは重要です」と話し、災害時のトイレ使用方法や、水・食料のローリングストック、情報収集の必要性など、実践的なアドバイスを数多く教えていただきました。
最後に「けがをしないことが最も重要。けがをすると多くの人に迷惑をかけます」という講師の言葉が印象的で、日頃の備えの大切さをあらためて実感させられました。
災害はいつ起こるかわからないからこそ、継続的に意識を高めていくことが大切です。今回の企画では、体験と学習を組み合わせることで、災害への備えを具体的に考えていただく機会となりました。参加された方は、これまでの防災に対する意識を見直すきっかけとなったようです。
アンケートから抜粋
- 震度7は、立っていられない。体が勝手に動く(つかまる所がないと)。東日本大震災では、こんなに怖い経験をしたのかと、あらためて知った。
- めったにできない体験ができたし、実際起きたときのことを想像して考えるよい機会になった。地震、あの揺れが暗い部屋でおきたら、すごく怖いだろうな…。
- 震度7体験は本当に怖かったです。風速30ⅿは、その風で物が飛んで来たら…と思うと恐怖でした。
- 備えが大事と頭ではわかっているけれど、具体的に何をどうすればいいのか、よくわからなかったので学びになりました。
- 「自分の身を守って生き延びる」ことが先ず大事との言葉を心に刻みます。家具の固定をしなければと思いました。
- 身近な事柄から過去の災害のお話など、学ぶことが多かったです。
◇◆当企画はパルシステム共済連『福祉・たすけあい助成金』を使用して開催しています◆◇
