「小田原『オニオン祭』の玉ねぎ定植」を開催しました
12月4日、小田原市下曽我の産地「ジョイファーム小田原」で「小田原『オニオン祭』の玉ねぎ定植」を開催し、定植ボランティアとして組合員14名、職員あわせて25名が参加しました。
柑橘やキウイフルーツ、玉ねぎ、梅干し・ジャムなどの加工品でおなじみの「ジョイファーム小田原」は、生産者130名程が集まって農産物や農産加工品を販売しています。食べる立場で栽培を考え、環境や人にやさしい農業に取り組んでいる神奈川県内の産地です。パルシステム神奈川とは、2002年に「小田原食と緑の交流推進協議会」を設立し、年間を通じてさまざまなイベントを開催し、組合員との交流を深めています。
今回は、ボランティアとして参加した組合員と、パルシステムの職員、ジョイファーム小田原の生産者・事務局が協力して、「オニオン祭」で収穫する玉ねぎの定植作業を行いました。
5月に開催している「オニオン祭」は、毎年150名以上が参加して玉ねぎの収穫を楽しみながら、生産者と交流する企画です。これまでは、パルシステムの職員とジョイファーム小田原の生産者・事務局のみで定植作業を行っていましたが、今回初めて組合員ボランティアを募って開催しました。
「苗場」での苗抜き作業
玉ねぎの苗は、玉ねぎを育てる畑とは別の「苗場」と呼ばれる畑で育てています。まずは「苗場」に行き、生産者が丹精込めて育てた苗を引き抜き、根と葉を切りそろえる作業を行いました。
葉を切ることによって、とう立ち(栽培中に玉が大きくなる前に花芽がついた茎が伸びてしまうこと)を防ぐ効果があるそうで、はさみと同じくらい(20cmくらい)の長さになるように切りそろえ、コンテナに詰めて、植付けを行う畑に運びました。
苗を取りに行っている間に、植付けをする畑では、畝に敷かれたマルチに穴をあける作業も行いました。等間隔に穴をあけるための道具を使って2人1組になって作業を行いました。

生産者長谷川さんによるレクチャー

苗場での作業1

苗場での作業2

きれいに切りそろえられた苗

マルチの穴あけ作業も体験
苗の植付け作業
「苗」と「畑」の準備ができたところで、全員で苗の植え付け作業を開始。
玉ねぎは土の上で育つので、土に深く植えすぎると平たい玉ねぎになってしまうそうで、玉ねぎの生産者に植え方を教わりながら、約13,000本の苗の定植作業を終えました。

玉ねぎの定植

13,000本の苗を植えました

生産者の清水さん(左)と長谷川さん(右)

全員で集合写真
参加者からは、
- 農家さんが育ててくれた 玉ねぎの苗を一本ずつ植えていく作業は、私には初めての体験でしたがとても楽しかったです。苗を抜いて マルチシートに穴をあける作業も体験させていただき、いろいろな工程があることを知りました。一人で参加しましたが 一緒に会話しながら作業でき 気がついたら終了時間になっていました。
- いつも購入する玉ねぎは 北海道産の物が多いのですが、今回の企画で「ジョイファーム小田原」を知りました。5月の収穫までにはまだまだいろいろな作業があるとお話しされていました。生産者の方々のご苦労には感謝しかありません。
- 作物を育てる事は身体的にも大変なのが身に染みて感じました。日々やられている事を思うと大事に食べなければと改めて感じた1日でした。
などの感想がありました。
今年は、暑さの影響からかヨトウムシが多く、苗を食べられる被害も多く発生しているそうです。今回定植した苗はこのあとジョイファーム小田原の生産者が大事に育ててくれます。無事大きく育ってくれますように!
