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LPAの「今から考えるセカンドライフⅡ~定年退職前後の手続き」を開催しました

11月21日、新横浜本部にてLPA(ライフプラン・アドバイザー)主催の「今から考えるセカンドライフⅡ~定年退職前後の手続き」を開催し、22名が参加しました。
6月に開催した老齢年金講座に続く第二弾として、人生の重要な転換期である定年退職時に必要な各種手続きについて詳しく解説しました。

※LPA(ライフプラン・アドバイザー)とは:ファイナンシャルプランナーの資格をもち、中立な立場でくらしのなかのさまざまなお金の問題に、生活者目線でこたえたいと活動している組合員メンバーです。

退職金制度と税制優遇の活用

講座では、まず「退職金制度の種類と受け取り方」による税制上の違いについてLPA講師より説明がありました。退職一時金、確定給付企業年金(DB)、企業型確定拠出年金(DC)といった退職金制度の特徴を整理し、「一時金型」と「年金型」の受け取り方と税金、退職金の優遇制度である退職所得控除を活用する場合などについて話をすすめていきました。
参加者は熱心にメモをとり、事前の計画の重要性を実感されているようでした。

会場の様子

退職金制度についてさまざまなケースを紹介

健康保険・雇用保険・年金の切り替え手続き

退職後は健康保険、雇用保険、公的年金など、さまざまな制度の切り替え手続きが必要となります。それぞれに手続きの期限や条件があり、退職時期や年齢によって給付内容も異なることが説明されました。
とくに年金については、「ねんきん定期便」での加入記録確認の重要性や請求手続きの流れについて解説があり、配偶者の手続きについてもふれるなど、世帯として考えることの必要性が示されました。

ポイントをていねいに説明するLPA講師

熱心に聞き入る参加者のみなさん

定年退職は人生の大きな節目であり、さまざまな制度や手続きが複雑に絡み合っています。
講師は「制度を最大限活用し、経済的にも精神的にも安心できるセカンドライフを迎えてほしい」と語り、勤務先の退職金規定の確認や説明会への参加、各種手続きの期限への注意をあらためて強調しました。充実した第二の人生のスタートに向けた有意義な学びの機会となりました。

参加者アンケートから

  • 職場では退職金の受け取り方がいろいろ選べるが、PDFが配布されたのみで、どう選べばよいか悩んでいました。退職にかかわる手続きを一括して説明いただき、準備しやすくなりました。
  • まったくの白紙でしたので、参加してよかったです。自分にあったセカンドライフに役立てていきたいと思います。
  • 漠然としていたことが、クリアになりました。手続きや問い合わせ先も教えていただきありがたく思います。
  • 大変よかった。レジュメをじっくり読んで、夫にも相談して考えていこうと思います。
  • 何となく不安だったのが、やるべきことがわかった気がします。
  • わかりやすい資料で大切にしたいと思います。
  • 早期退職を検討中で、とても興味深く、参考になりました。