「JAいわて花巻で稲刈り体験」を開催しました
9月27日~9月28日の2日間にわたり、岩手県花巻市東和町にて「JAいわて花巻で稲刈り体験」を開催し、組合員24名が参加しました。
当組合と『エコ・岩手ひとめぼれ』の産地JAいわて花巻は「花巻食と農の推進協議会」を設立し、30年以上交流を続けています。生産者と組合員とが交流を重ねてきた「交流田」と呼んでいる田んぼで、今年も稲刈り体験を行いました。
稲刈り体験
組合員が参加して5月に田植え体験、6月に草取り体験を行った交流田の稲は立派に育ち、黄金色に色づいていました。
生産者から鎌を使用しての稲の刈り方や稲わらを利用した束ね方を教わり、いざ稲刈り! 最初は持ち慣れない鎌にぎこちなかった参加者も、徐々に慣れた手つきとなり、どんどん稲を刈っていきました。
稲刈りしたあとの田んぼからはカエルが顔を出し、交流田の環境のよさを物語っていました。
すべての稲刈りが終わったあと、高く積まれた稲の隣でみんなの顔は達成感で満ち溢れていました。

稲の束を去年の稲わらで結びます

稲刈りがんばりました!
稲刈りでたくさんからだを動かしたその日の夜は、生産者との夕食交流会が行われました。
小山田美女会(女性生産者)の方々による手作りの郷土料理を中心に、お餅や釜炊きの炊き立てごはんなど、テーブルいっぱいにごちそうが並びました。おいしい料理に舌鼓を打ちながら、生産者からの「米の値段が上がったことで収入は得られるが、食べてくれる人が減ってしまう危機を感じてる」という切実な思いを受け取り、厳しい産地の現状を理解することができました。

小山田美女会の方々による手料理
米の保管状況見学やりんごの収穫
2日目は、お米の保管倉庫の見学からスタートしました。倉庫の中は品質管理のため低温に保たれており、入った瞬間に肌寒さが!「高く積まれた米袋の一番下の米は潰れないのか?」など、子どもからおとなまで積極的に質問が出ていました。
次に東和町のなかでも標高の高い東部りんご園で、生産者の気持ちになってていねいにりんごを収穫しました。

お米の保管倉庫の見学

真っ赤な紅いわてを収穫♪
最後に、18世紀中頃の建物と推定される重要文化財「旧小原家住宅」を訪れました。この家に実際に住んでいた小原さんにお越しいただき、住宅で過ごしたお話を聞きながら昼食をいただきました。
晴天にも恵まれ花巻市東和町の豊かな自然を感じながら、心温かな生産者の方々と交流をすることができた2日間でした。

小原さんを囲みながら

みんなで集合写真
参加した組合員の感想
- 東和の広い広い田んぼ。稲刈りを初めて体験し、ここで生産されたお米で私たちの食生活が支えられていると実感。とても大切な産地だと感慨深い気持ちになりました。今回の交流をとおしてあらためて生産者の方々への感謝と尊敬の気持ちがさらに強くなりました。『エコ・岩手ひとめぼれ』を食べながら、消費地の私たちにできることを今一度よく考え、産地を応援して参ります。
- とても楽しい体験をありがとうございました。秋の空気も感じられて稲刈りに夢中になれてたくさんお話も聞かせてもらえて充実した2日間になりました。手間暇かけて作っていただいてるお米、大変だとは思いますがおいしいお米を食べられるのは農家さんのおかげなのであらためて感謝できる機会でした。子どもにも一生覚えておいてもらいたい経験でした。