パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

  • 平和 国際活動

2025ヒロシマ親子平和スタディツアーを実施しました

8月5日から7日の3日間、核兵器廃絶と平和の大切さをともに学び考えることを目的とした、神奈川県生活協同組合連合会主催のスタディツアーが開催されました。

神奈川県内の5生協(ユーコープ・生活クラブ生協・やまゆり生協・富士フィルム生協・パルシステム神奈川)が神奈川県生活協同組合連合会と協力して運営を行い、13組の親子が参加(当組合からは3組の参加)しました。

80年前、原爆が投下された広島の「被爆の実相」について学ぶことができました。

1日目は広島県立総合体育館で行われた「虹のひろば」に参加しました。
「虹のひろば」は日本生活協同組合連合会・広島県生活協同組合連合会の共催で実施されるピースアクションinヒロシマ内で行われる企画のひとつで、平和への想いを共有し、平和活動を広げることを目的としたイベントです。
第1部虹のステージでは広島修道大学ダンスサークル、日本被団協・事務局長濱住治郎さんより報告、県内高校生の平和活動の紹介、子ども平和宣言、虹のひろば合唱団より歌唱披露、安田女子大学・高校の書道パフォーマンスが行われました。

日本被団協事務局長の濱住治郎さんから、ノーベル平和賞受賞の理由として「日本被団協は『核兵器は2度と使用してはいけないんだ』という事を証言で示してきました。やがて核兵器の使用は道徳的に容認できないんだ、という国際規範が形成されました。そして80年間核兵器は使われなかった、そのような事実が認められ受賞しました」と話されました。
また、原爆投下により多くの方が亡くなられたことから「平和でなければ『夢』を叶えることはできない。私たちはこのことを常に生活の中で考えていくことが必要だと考えます」と語られました。

基町高校の生徒が証言者の被爆体験を聴き取り描いた絵を鑑賞

書道パフォーマンスが披露されました

2日目は、平和記念式典に参加しました。
8月6日平和記念公園には120カ国・地域の大使らの参加と、被爆者や遺族、約5万5,000人が参列。
原爆死没者名簿奉納から式辞、献花、8時15分に平和の鐘が鳴らされ黙とうが行われました。
平和宣言の中で広島市長松井氏からは「核兵器廃絶への思いを市民社会の総意にしていかなければ」と発信がされました。

参加者(保護者)からは、
・暑いなかで8時15分に80年前を想い、黙とうをしたことは忘れられない経験になりました。世界のあちこちで戦争のなかで過ごしている人々のことに目をそむけずに、まずは知ること、そして対話することで平和への一歩を進めたいです。
との声が寄せられました。

平和記念式典の様子

午後は、爆心地、原爆ドームや平和記念公園内にある多くの碑を見学しました。

碑の由来や深刻な被害の説明について、参加者(子ども)から
・原爆ドームを残した理由が、この日を忘れてはいけないから、それは未来につなげるためです。(中学1年)
・原爆投下後、医薬品を届けてくれた人も入市被爆して亡くなった。原爆の恐ろしさをあらためて知りました。(小学5年)
との感想が聞かれました。

原子爆弾投下の爆心地

原爆の子の像では折り鶴献納を行いました

ボランティアガイドの方からそれぞれの碑についてのお話を聞きました

3日目は 平和記念資料館を見学しました。
本館は被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真、資料の展示があり、東館では核兵器の危険性、広島復興のあゆみが展示されています。

参加者(子ども)からは
・人影の石をみて、爆風と熱線で人の影だけが石に焼きついていた。姿が見えなくても「ここに人がいたんだ」と伝わってきて衝撃的だった。(中学3年)
・いちばん心にきたのが、疎開した子どもあてのお母さんからの手紙や日記で、戦争に関係のない人たちが辛い思いをしていたことが許せなかった。(高校2年)
との声がありました。

資料館での観覧をとおして、核兵器の被害の大きさや残された人々への影響についても知ってもらうことができました。
ツアー中、「被爆の実相」について現地で学んで得た想いを、親子や参加者同士で語り合っている姿が印象的でした。

お母さんからの手紙の内容

原爆投下後の広島

ヒロシマ親子平和スタディツアーついてのお問い合わせは、新横浜本部 組織運営課(mail : palkana-heiwa@pal.or.jp)宛てにお願いいたします。