パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「プロに学ぶ!とり肉探検」を開催しました

8月2日、パルシステム神奈川新横浜本部(横浜市港北区)で米沢郷牧場の生産者を招いた学習会「プロに学ぶ!とり肉探検」を開催し、組合員35名が参加しました。

産直鶏「米沢郷モモ肉」「米沢郷ムネ肉」などの産地である山形県米沢郷牧場は、飼料の安全を追求し、全期間で薬を使用せずに鶏を育てている産地です。この日は、夏休み企画として、小学生とその家族を対象とし、生産者の伊藤さんやパルシステムの精肉・食肉加工会社の㈱パル・ミート担当者に、鶏肉のことや、鶏の飼育方法などを教えていただきました。

ヒナから鶏に成長するまで

米沢郷牧場は、稲作部会で育てた米を鶏のエサに使用したり、鶏糞を田畑のたい肥として利用するなど、飼料自給率向上や地域資源の有効活用の推進などにも積極的に取り組んでいます。

この日は、光と風の通る鶏舎で健康な鶏を育てている様子を動画で視聴したり、鶏がどのような物を食べて育っているか、成長段階に応じて使用している飼料(エサ)3種類を実際にさわって、においを嗅いだりしました。またクイズを交えながら、ひよこの大きさ・重さや、成長するまでの日数を教えていただいたり、普段は部位ごとに販売されている5つの鶏肉の部位(ムネ、モモ、ササミ、手羽元、手羽先)を並べて観察しました。

成長段階に応じた飼料

鶏にまつわるクイズ 

鶏肉の部位を観察

産直鶏のおいしさを実感

学習会のあとは、パルシステム商品の「米沢郷鶏モモ肉」を塩こしょうで焼いたものと、「米沢郷鶏モモ照り焼き用」を、「山形はえぬき」の塩むすびと一緒に試食して、安全・安心に育てられた鶏肉のおいしさを実感しました。

参加者の感想

  • 循環型農業・畜産を体現されているお話をお伺いしたり、実際の現場の動画を拝見させていただいたり、生産される方の直接の声をお聞きすることができ、とても勉強になりました。
  • 夏は暑く冬は雪で、重労働できついお仕事だと思います。私たちに安心できる食べ物を生産してくださり本当に感謝しています。
  • 普段食卓にお肉を出しますが、子どもにはそれが生きていた動物だということはなかなか理解出来ていなかったので、今回の動画でにわとりが出荷されその後お肉になるということがはっきりと分かり、「にわとりがかわいそう」と率直な感想を述べていました。命を頂いているということをこれからも教えて行こうと思います。
  • 米沢郷牧場さんのお話は大変勉強になりました。子どもには少し難しい所もありましたが、親としては興味深いお話ばかりでした。

生産者伊藤さんといっしょに集合写真