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  • 食と農 産地交流

小田原特産の玉ねぎを苗から育てる「小田原で玉ねぎを作ってみよう!(植え付け)」を開催しました

12月2日、小田原市曽我みのり館近くの畑でNPO法人小田原食とみどり主催「小田原玉ねぎを作ってみよう!」を午前と午後の2回に分けて開催し、組合員や小田原市民など74家族196名が参加しました。

この企画は、小田原特産の玉ねぎ栽培をとおして、家族で気軽に農業を体験し、農薬や化学肥料に頼らない農業を知ることができる企画として、家族単位での区画の植え付け、草取り、収穫までの全3回行います。1回目の今回は、玉ねぎの植え付けを行いました。

玉ねぎの苗の植え付け

定植する区画に着くと、玉ねぎ生産者、中戸川さんより苗の植え付け方を教わり、作業を開始!
はじめに、印をつけた割りばしを目安に、間隔や深さを測り、マルチシート(雑草・病害抑制や土壌水分の保持のために畑に張られたビニールシート)に穴をあけていきました。
次に、苗の余分な根や葉をはさみで切り落とし、穴に苗を、折れ曲がらないように慎重に植えていきました。
根や葉は短くなりすぎない程度に切り落した方が風に煽られにくくなり、活着(植物が根づいて生長し続けること)しやすいそうです。簡単な作業なのでお子さんもいっしょに楽しく植え付けができ、気軽に農業を体験することができました。

また、野菜や花を育てる際にそばに植えることでよい影響をもたらす植物「コンパニオンプランツ」として、カモミールも植えました。カモミールをいっしょに植えることで、玉ねぎの食味がよくなるそうです。カモミールは、雨などで種が流れないように泥だんごを作り、カモミールの種を側面に付けてから植えました。しっかり根付いて玉ねぎの味をよりいっそうおいしくしてくれることを願ってます。また、香りのよいカモミールを収穫するのも楽しみですね。

マルチシートに割りばしで穴あけ

玉ねぎの苗

印のついた割りばしとカモミールの種

玉ねぎの苗植え付けの様子

次回は、2024年4月6日の草取りです。地道な作業ですが、玉ねぎの成長には重要な作業です。ていねいに手をかけたからこそできる、無農薬栽培の玉ねぎを収穫できる日が今から楽しみです。

NPO法人小田原食とみどりでは年間を通して土に触れる体験『小田原農の学校』を開催しています。2024年度は、2024年2月頃に募集を開始しますので、ぜひご参加ください。(詳細は当サイトのイベント情報やNPO法人食とみどりのホームページでご確認ください。)

NPO法人小田原食とみどり

農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。(当組合では、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験などの業務を委託しています。)