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パルシステムでんき契約者限定企画「飯舘電力バーチャルツアー」を開催しました

2月16日、パルシステムでんき契約者に感謝の気持ちを込め、飯舘電力株式会社 取締役副社長である千葉訓道氏と米澤一造氏を講師に迎えた「飯舘電力バーチャルツアー」を開催し、46組が参加しました。空からの映像やバスに乗っている臨場感で、本当に現地を訪れているかのように飯舘村や再エネ事業者を巡っていただきました。

空から見た飯舘村(左:千葉さん 右:米澤さん)

バーチャルバスで移動中

再エネの価値の再認識

2011年3月11日の東日本大震災、福島第一原発の事故からもうすぐ12年が経とうとしています。飯舘村は飯舘牛を育てたりと、畜産など盛んな自然あふれる村でした。しかし原発事故以降は、これまでの生活が放射能に奪われ、今も一部が「帰還困難区域」となっています。ツアーは、名ナビゲーターの千葉さんと米澤さんから、飯舘電力の成り立ちや復興状況のほか、世界の再エネなどを紹介していただきました。再エネを普及させることが持続可能な社会につながると話していた千葉さん。日本でできる再エネは、地熱発電など、まだまだ多くの可能性があると熱く語られました。原発回帰の動きがあるなかでのおふたりの強い想いに対し、質疑応答では質問のほかに、現地の声を伝えてくれたことに対する多くの感謝の気持ちも寄せられ、再エネの価値を再認識させられました。

再エネの価値を説明

参加者の感想

  • 大変満足しました。再生可能エネルギーについて、日本の電力事業の歴史や大震災、原発事故、原発の今後など盛りだくさんの内容を福島の美しい映像と現地で奮闘される方々の音声とともに届けてくださりありがとうございました。また千葉さんと米澤さんの名コンビの語りがとても良かったです。
  • 日本が再エネに遅れをとっていることに憂慮します。原発に替わるエネルギーの問題に国も本腰を入れるとともに私たちも真剣に考えなければいけません。生活者の視点でできることをしなければいけないと思いました。
  • 日本がエネルギーの自給率が低いのに、地震が起こる国なのに、再生可能エネルギーを必要だと思う人や、地域、団体があるのに、複雑なしがらみにより遅れしまっている現状を、あらためて思い知らされました。「消費者ではなく、未来を選択する生活者」というお話を聞き、まさにそうだな、と。みんながそうやって考えられたらいいのに、ともどかしい気持ちです。
    個人ができることは限られますが、そういう人がたくさん増えていくことを願いますし、そういう仕事をしたいと思いました。
  • もう2度とこのような取り返しのつかないことが起こらないように、コントロールできないエネルギーに頼るのではなくて、自然のエネルギーを分けてもらって生活しているのだと、人間が実感し感謝してくらす世の中になって欲しいと思いました。