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オンライン講座「楽しく♪防災力アップ」を開催しました

10月14日、オンライン講座「楽しく♪防災力アップ」を開催し、63名が参加しました。
ここ数年、毎年自然災害に見舞われる日本。昨年は神奈川でも大きな被害が起き、身近なこととして防災意識が高まっています。今回の講座では、NPO法人ママプラグの小暮裕美子氏を講師に迎え、『災害への備え』をテーマにお話しいただきました。

防災を生活の中に

オンラインで実施した講座の様子

まず小暮氏は、町中あちらこちらで見かける災害時に活用できるマークを示し、「みなさん知ってますか?」と問いかけました。コンビニなどでも見かけるマークですが、気づいてない方も多く、人は関心がないことはついスルーしてしまうそう。

「防災は特別のこととして準備するのではなく、日常生活に取り入れて行くこと。今日から意識を」と呼びかけました。

それにはまず、災害について知ること。どのような災害で、どういった対策が必要なのか、順に想像することにより、備えるべきことが見えてきます。

小暮氏は、お話のなかにところどころ参加者への質問を盛り込み、その結果集計もすぐに見えるようにするなど、テンポのよい進行に参加者は自然と引き込まれ、質問のたびに回答や「イイね」のスタンプなどが増えていきました。

必要な備えは十人十色

講師の小暮裕美子氏

小暮氏はどの家庭でも同じものを備えるのではなく、各家族にあった必要なものを備える大切さを説明。一般的な基準を示したうえで、ふだん持ち歩くものと、避難所へ持っていくもの、家庭での備蓄、それぞれを家族に合わせ、ふだんの生活をふり返り準備していくとよいとのこと。被災された方の体験談からは学ぶことが沢山あると話しました。

また準備するだけでなく、実際に使えるか、家族で使ってみて身近なものにしておくことが「防災力を高める」ことになると話し、できるところから、早速実践してみましょうと締めくくりました。

最後の質問タイムには、実際に手をあげ質問する方やチャットなど、多くの質問が出ました。そのなかには講師がふだん持ち歩いている防災グッズを教えてほしいとの質問もあり、アシスタントの方が画面をとおして見せるなど、参加者と講師陣との距離を感じさせない内容でした。

参加者からは、
「日頃から備えておくことが大事、さっそく見直してみます」
「災害の備えを日常生活に密着させて考えておくのが重要だとわかりました」などのほか、
「新しい形での講座、とてもテンポよく進み、わかりやすくてよかったです!」
「外出がなかなかできないコロナ禍で貴重なお話と機会をありがとうございました」
「会場への移動時間がなくて、時間をより有効に利用できるのでありがたい」など、
始まったばかりのオンライン講座への感想も多数いただきました。

今後もさまざまな形で、みなさんが安心して学ぶことができるよう、組み立ててまいります。

 

※この企画はパルシステム共済連のたすけあい活動助成金を使用しています。