パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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人が集い楽しさを生み出す交流スペース コミュニティカフェ「スペースナナ」

あざみ野駅西口から徒歩6分。ゆるやかな坂道を登っていくと「スペースナナ」のオレンジ色ののぼりが見えてきます。ナナでは、子どもの貧困、引きこもり、福島の原発、高齢化社会等、様々な社会的課題に取り組んでいます。ナナ食堂、居酒屋「汽水」、3.11カフェなど、ナナは、みんなに開かれていて、共に時間を過ごして、楽しみながら元気になれる場を作っています。

 

スペースナナ。地図では、左隣のローソン100が目印になる。

今春からは、自分たちでつくるシニアの遊び場として、地域の高齢者が気軽に通える場づくりを、認知症予防ゲーム等試しながら考えています。第5回nana落語では、9月28日に春風亭昇洋さんの落語会を催します。横浜市出身で、春風亭昇太さんのお弟子さんです。

会場となっているスペースは、カフェ営業の時はテーブルと椅子がある。真ん中で仕切れて、奥がスタジオ、手前がギャラリーになる。展覧会を開きたい人に貸しギャラリーをしている。

入り口右手の棚には、ナナが応援したいフェアトレード商品やコミュニティトレード商品を販売。作り手の顔が見える商品を扱う。こだわりの品ばかり。

講座終了後に、お互いに名刺交換をして、そのまま話し込む参加者の皆さんの姿から、実りのある時間だったのだろう、と感じ、コミュニティスペースの真髄を目の前で見せていただけたな、と思いました。まさに百聞は一見に如かず、でした。

ふらっと立ち寄って欲しい

代表の柴田暁子さんにお話を伺いました。「スペースナナ」のメンバーたちは、雑誌「くらしと教育をつなぐWe」を発行する有限会社フェミックス主催の集まりで出会い、みんなで集まれる場所を求めてコミュニティカフェをつくることになりました。2010年12月に横浜市空き店舗活用事業の支援を受けてオープンし2012年12月にNPO法人になりました。 「8年経ちますが、毎日前を通っていて、初めて入ったわ、という方もいらっしゃるんです。気軽に地域のみなさんが、ふらっとお茶を飲みに来てくれるとよいのだけれど。」と柴田さん。

初めてのかたが来やすいイベントとして、月に2回開催のナナ食堂を教えてくれました。大人は500円、子どもは無料。第二土曜日の17時からの回と、第四土曜日の12時からのカレーの回があり、25食限定です。ナナ食堂は子どもよりも、大人の利用が多いようです。

子どもたちと元気に挨拶ができる関係を

「地域差って、大きいな、と感じます。」と柴田さん。地方のこども食堂では、チラシを配布すれば満員になるそうです。小学校の先生自ら、担任の生徒さんと一緒にこども食堂に来てくれたり、『今日はこども食堂の日です』と学校で校内放送を流してくれたりするところもあるそうです。「以前私たちも周辺の小学校に、こども食堂のチラシを300枚配布したのですが、チラシを見て来てくれた子どもはいませんでした。」と柴田さん。担任の先生なら家庭の状況をご存じだと思うので、学校側からの働きかけや協力が、もっとあっても良いのではないか、と思わずにはいられませんでした。今は昔と違い、子どもたちは知らない人とは話してはいけない、という教育を受けています。

こども食堂に地域のみんなが集ってご飯を食べれば、顔が見える関係になってつながりができます。地域の子どもたちと元気に挨拶ができるような関係が作れたら、防犯にもつながり、地域全体で子育てをする土壌が肥えていくのではないでしょうか。

柴田さんのおススメは、第二土曜日の回。柴田さんの旦那様の畑や、ナナの支援者のかたが茨城から送ってくれる旬の新鮮野菜を使い、家庭料理の域を超えた料理がビュッフェ形式で提供されます。料理好きの主婦の方がメニューを考えて、ボランティアのかたと14時から腕をふるってくださるそうです。種類も多く味も抜群だそう。是非、ナナ食堂に足を運んでみてくださいね。

ナナ食堂のチラシ

平輪ちんすこうは、柴田さんのおススメ「毎日騒音と危険にさらされるなら、普天間飛行場を食べてなくしてしまえ」という想いが込められたお菓子。大量生産はできないので、沖縄でも購入できるところが限られているそう。普天間飛行場を模した楕円のアイシングが特徴。黒糖の風味とサクサクのアイシングの歯ごたえが良く、素朴な味わいでつい手が伸びる。