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「あきらめなくていい、子どもの教育費」を開催しました

7月10日、ファイナンシャル・プランナーの中島智美氏を講師に迎え、オンラインにて「あきらめなくていい、子どもの教育費」を開催し、205名が参加しました。

今回の講演会は、経済産業省後援の起業家支援「ドリームゲート」にてアドバイザーとしてかかわったのち、企業研修、資格学校、大学等の講師を中心に執筆、相談業務を行っている、中島智美氏を講師に迎え、金銭的な理由で子どもが進学をあきらめることがないように、奨学金などの制度の紹介や、費用をかけずに進学できる方法についてお話しいただきました。

年々上昇傾向にある進学率

終始笑顔で講演する中島氏

「進学率は大学・短大・専門学校を含め、全国平均で約80%。みなさんがお住いの神奈川県ではもっと多いと考えてください。進学率は年々上昇傾向にあるので“進学する”と考えて教育費の準備をすすめておいた方がよいでしょう」と中島氏。

 

さらに、中島氏は最近の入試選抜方式における傾向やその注意点について説明しました。一般入試に次ぐ規模の推薦型選抜方式。希望する大学に早く合格するというのは受験生やその保護者にとって何よりの喜び。しかし初年度納入額などもその分早めに納めなければならず、保護者として早め早めの準備が必要とのこと。

まず親があきらめない!!

参加者から多くの質問が寄せられました

では進学費用が足りないときにはどうしたらよいのでしょうか。

 

中島氏は奨学金、働きながら進学する方法などの選択肢について、一つひとつわかりやすくていねいに説明しました。選択肢のひとつである奨学金。現在の日本にはさまざまな制度があり、約半数の学生が利用しています。各々の制度のメリット・デメリットを考え、家庭にあった選択をする必要があります。具体的に示された進学方法はさまざまで、親があきらめることがないよう、親子で情報を共有し、準備することが大切です。

参加者から多くの質問が寄せられ、なごやかな雰囲気で閉会しました。

 

「金銭的な理由であきらめるのではなく、どうやったら子どものしたいことを実現できるかを考えることが大事」と中島氏。子どもたちの将来について深く考える時間となりました。

 

 

参加者の声

  • 知らない制度ばかりで本当に勉強になりました。お話をうかがってとてもよかったです!
  • 知りたいことが全部つまっている資料とていねいな説明で、とてもよい講演でした。とくに、大学の費用支援に関しては情報が乏しく、支援なんてないと思っていました。教育費の支援制度に関しては、調べても基準などがわかりにくく困っていたので、今回の講演でとても助かりました。ありがとうございました。
  • 学校でも奨学金の説明はありましたが、先生は違った視点からのお話でよかったです。奨学金や教育ローン以外にも制度があることを知り、いろいろと調べてみようと思いました!
  • ご自身の体験を交えて現状を教えていただきわかりやすくてよかったです。家庭の状況に応じて選択できるのはうれしいことですが、先を見据えて情報を集めて慎重に選ばないといけないと思いました。

 

~この講演会はパルシステム共済連『たすけあい活動助成金』を使用して開催しております~