市民活動応援プログラムの支援団体について、各団体の訪問・ヒアリングを行い、支援金の使途状況や近況などを確認し報告します。

  • 第26回助成
  • 子どもの健全育成

特定非営利活動法人 ことさんち

当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。

特定非営利活動法人 ことさんち

『様々なかたちの親子が特別視されることなく生きやすい社会をつくる』すべての人が境遇や背景に重みを感じることなく生きられる社会へ。
知ることが一歩と考え『里親・養子縁組親子』の場を作りながら存在と良さを伝えるパネル展・講義などを行っています。
今後はさらに多様な親子の場も作りつつ、全国展開をめざします。

活動場所:神奈川県
ホームページ:https://cototsukuri.com/news/
       

【訪問】
5月5日~11日開催の展示会「いろんなかたちの親子展」へ、7名で訪問しました。
特別養子縁組親子やLGBTQ+などさまざまな親子のパネルでの展示や、9日に開催の「ことさんちフェスタ」で作成された生け花、ことさんちのグッズなど見学し、支援金・賛助金活用状況、団体活動の様子をうかがいました。

【支援金、賛助金活用状況】
受け取った支援金・賛助金(約30万円)は、おもに9日に開催された大型イベントの運営費に充てられました。会場費は1週間借りたメイン会場および外部会場、モニター等の設備利用料、食費・謝礼はスタッフ、出展者、学生ボランティアなど100名を超える関係者へのお弁当代やキッチンカーでの食事代。学生は約50人。広報・備品費は 1,000枚発注したオリジナルファイルや、チラシ作成などの広報費用。
補填として支援金だけでは不足したため、過去の任意団体時代に蓄積した資金や、ほかからの寄付金・会費も活用して運営されました。

【訪問時にうかがった現状や課題など】
<現状について>
直近のイベント(9日)は、単日で約2,000名が来場し、大成功を収めました。展示会は、約400名が来場。スタンプラリーのゴールが展示会となっており、ゴール地点でことさんちオリジナルクリアファイルをプレゼントするなど、展示会への誘導に工夫がされていました。
・集客の成功: 消防音楽隊のドリル演奏、JAXA関係者、有名イラストレーターなどの多才なゲストを招致し、区役所や県も後援に加わる規模となりました。
・若手の活躍: 大学との正式な連携ではなく、個人のネットワークから派生した学生チーム(運営・音響・映像)が主体的にかかわっており、PV制作などを行い、司会は高校生が担当しました。イベントをきっかけに、ボランティアの学生1名が、ことさんちに入会し、会員増にもつながりました。
・団体の雰囲気: 「あったかい雰囲気」が最大の特徴であり、理念に共感したボランティアベースの運営がなされています。

<課題と想い>
・資金繰り(運営費)の確保: 現在は助成金に頼っている部分があり、今後は委託事業の受託や、独自の教育ツール(絵本やアニメ)の開発・販売など、自走できる収益モデルの構築が急務です。
・人材の固定化と不足: スタッフの多くが本業をもつ社会人や子育て世代であるため、平日の活動に動ける人員が限られています。
・組織体制の強化: 規模拡大に伴い、企業との折衝や事業構築を担うマネジメント層の人材確保が必要です。

【パルシステム神奈川への期待】
・継続的な伴走: 設立から間もない団体(2022設立、2025年NPO法人化)であるため、今後も連携を希望されています。
・「場」の提供: 活動や周知を行うための物理的な場所の提供や、ネットワークの活用における協力が求められています。
・他団体との交流: 既にパルシステムの繋がりで他団体からボランティア募集のノウハウを学ぶなどの動きがあり、こうしたプラットフォームとしての機能に期待されています。

【その他】
・地域への浸透: 拠点はもたないものの、登記場所や会議室として地域のスタジオや社会福祉協議会のスペースを柔軟に活用し、地域に根ざした活動を継続しています。
・今後の展開: 今回のイベントの成功を実績とし、今後は「誰もが当事者」というフラットな理念のもと、横浜市都筑区などの他エリアへの活動拡大も視野に入れています。

いろんなかたちの親子展

ことさんちフェスタでのいけばな

オリジナルグッズ

見て知るパネル展示

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