市民活動応援プログラムの支援団体について、各団体の訪問・ヒアリングを行い、支援金の使途状況や近況などを確認し報告します。

  • 第26回助成
  • 子どもの健全育成

NPO法人 声物園

当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。

NPO法人 声物園

唯一無二の「人の声」に価値を置き、心豊かな社会づくりに貢献しています。
今の世の中はメールやLINEなどの普及で、より声を出す機会が減っています。AIでは作ることはできないぬくもりや趣を感じ続けてほしいというのが団体の願いです。
子どもから高齢者までの多世代が参加できる朗読を中心とした活動は、コミュニケーション力の向上や自己表現・メンタルヘルスにもつながっています。


所在地:横浜市
ホームページ:https://seibutsuen.jp/
       

【訪問】
5月2日に横浜市神奈川区民文化センター(かなっくホール)で開催された『教科書の物語を楽しむ朗読2026』を見学しました。9名の出演者とギター演奏者1名、手話通訳2名、スタッフ4名で開催されました。約200名の来場者があり、子どもよりもややおとなが多い印象でした。
6つの物語を出演者が朗読し、表情や舞台袖への入れ替わり、衣装替え、ギター演奏なども行われ、躍動感と静けさをとおして五感で感じられる朗読会でした。
今回の公演では、ろう者のお客様もいらしたため、手話通訳2名のボランティアの方がいました。すべての観客が楽しめるような工夫や配慮を感じることができました。
後半は『来場者も朗読をしてみよう』という参加型の企画があり、「てぶくろ(ウクライナ民話)」の台本が配付されました。有志の来場者が舞台に上がり、ものの数分ですばらしい朗読会が!
公演を通じて、「年齢問わず声を出す・表現する・発散することは大切なこと」という代表の吉川様の言葉に共感しました。

【支援金、賛助金活用状況】
会場費・人件費の面でも当プログラムの支援金が開催を支え、活用されていることを確認しました。多くの子どもたちに物語に触れる機会を提供し、参加しやすい形とするため、無料開催としているとのことです。

【訪問時にうかがった現状や課題など】
<現状について>
・メンバーは神奈川と東京が半数で、埼玉が1名で構成されています。
・情報発信をイベントサイト(ぐるっとママ、横浜アートナビ)やタウンニュースで行っています。今後はアンケートをとることを提案しました。
・おとな向け「ビジネスに活かす朗読講座を」行っています。物語の朗読をとおして、家族への波及効果も期待できるとのことです。
・今後の展望として、声ギフトという自分の声を録音して残すサービスを試験的に行っています。

<課題>
・横浜市神奈川区の後援はあるものの、教育委員会はハードルが高く、チラシ配布について、とくに文化・芸術系に関しては緊急度が低いととらえられるため、行政の協力を得るのはむずかしいとうかがいました。
・学校で保護者が行う読み聞かせボランティアと印象が重なり、学校側からの依頼へつながらない面があります。団体を知ってもらう方法を模索しています。
・無料開催という形式上、会場費・リハーサル会場等資金面では赤字となっています。
・リハーサルや練習の場所について、演奏など生音がNGな場合が多く、その際は防音室等を借りています。

【パルシステム神奈川への期待】
・居場所などのフレイル予防講座などへの出張も可能です。
・他団体との交流で連携できる可能性があるものの、直接のやりとりはむずかしい部分もあります。経済的困難を抱えている人たちを支援している団体同士をつなぐネットワークを当組合が取り持ち、紹介できるしくみがあったら、という要望をいただきました。
・センター祭りへの出演、神奈川ゆめ財団での企画で朗読会の開催など、当組合内でも提案していきます。

『教科書の物語を楽しむ朗読2026』の様子

参加型企画で来場者も朗読

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