一般社団法人 ATTAMALATTE
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
一般社団法人 ATTAMALATTE
障がい者の日々の生活を豊かなものにし、彼らの得意とすること、楽しいと思うことを作品という形で世の中に出し、販売し、社会参加することを目標としています。また皆同じ視線で楽しみ、地域への繋がりも深め、障がい児(者)への理解も広げ、暖かい心豊かな社会をめざしたいと思います。
活動場所:川崎市、横浜市
ホームページ:https://www.attamalatte.org
【訪問】
5月18日開催の「木月キッチン」での飲食提供、作品の展示販売へ、3名で訪問しました。
メンバーの接客風景や作品製作の様子、完成作品を見学し、支援金助成金活用状況の確認、団体活動の様子をうかがいました。
【支援金、賛助金活用状況】
学習会を開催し、 講師への謝礼、会場費、材料費、およびメンバーの交通費として支援金が活用されました。また、広報物の制作として、チラシの作成や、理事交代に伴う名刺の印刷代として予算が確保されました。2026年5月3日に鶴見区の仲通りで開催された「仲通りマルシェ」への出店料などにも活用されました。今回の支援金によって活動資金に余裕ができたことで、赤字の不安が軽減され、新しい試みに挑戦する意欲につながっています。
【訪問時にうかがった現状や課題など】
<現状について>
・川崎市(元住吉)にある、木を基調とした施設「木月キッチン」を、月1回(第3月曜日)レンタルしてランチ運営や作品の展示販売を行い、親や施設のスタッフなどの横のつながりができる場にもなっています。
・学習会や勉強会の会場として、ニットソーイング教室や学習塾の教室を借りて実施しています。活動場所を拠点とし、資材や作品、機織機、電動工具などの保管・作業スペースとして活用しています。メンバーの、子どもたちが織った布を活用した「ミニトートバッグ」などの作品を制作しています。外出が苦手な子どもも自宅で織機を使って作品づくりができるようになりました。新しい布を購入するのではなく、着物の生地をほどいて再利用(再生)した作品づくりを行っています。2026年6月からは、一部に織りを取り入れた「オーバーシャツ」や、着物地(紬など)を部分的にあしらったかっこいいシャツを作る学習会が新しく始まります。
・「親亡き後」を見据えた学習会を、講師を招いて開催する予定です。この勉強会は、周囲の人々にも声をかけて広く参加者を募っています。
・農作業の取り組みとして、小さな畑を借り、子どもたちが育てた野菜で料理を作ることを目標に、現在はジャガイモ、ナス、カボチャ、トマト、落花生、ピーマンなどの夏野菜を栽培しています。織りや畑作業など、本人が楽しく取り組める得意な分野を見つけて役割を担ってもらう方針で運営しています。
・接客が好きなメンバー(愛称:イケメン店員)がイベント時などに大活躍しています。名刺やホームページに掲載されている「シマウマ」などのイラストは、メンバーの一人がプロ並みの腕前で描いたものです。
・法律上の要件を満たすため、メンバーが「食品衛生管理責任者」の資格を取得したほか、古物商の許可も取得して法的な体制を整えています。
・他団体との連携・交流: 昨年の交流会などを通じて、パルシステムがきっかけで知り合えた団体(例: NPO法人にゃぶ・猫を保護する人を増やす会)との横の繋がりや連携の機会が広がった 。今後、「里山再生の会あわいのもり」の企画へ子どもたちを連れて参加することを検討している。
<課題>
・現在利用している「木月キッチン」オーナーチェンジとなるため、現在の場所での運営や展示は2026年5月をもって最後になります。そのため、早急に次の活動場所を探さなければならない状況です。
・将来的には、1階がカフェや地域住民の集まるスペース、2階が子どもたちの作業場やミーティングルームとして活用できる、工具や織り機を常設した一軒家のような拠点を構えることが夢です。
・活動への参加を希望する声(保護者からの要望など)は多いが、現状はおとな(運営スタッフ10名、常時ボランティア6〜7名)に対して障がいのある子どもたち7名という規模であり、これ以上受け入れを増やすための基盤やスタッフの人数が不足しています。
・大きな宣伝広告を打つことがむずかしく、ホームページやInstagramの運用を行っているものの、認知度をさらに広げて見てくれる人を増やす方法を模索しています。
【パルシステム神奈川への期待】
パルシステム神奈川のウェブサイト内にある「地域イベント情報」のページへ、イベントや活動のお知らせ(チラシ等)を掲載してもらうことで、より広い層への認知拡大につながることを期待しています。また、他団体との交流・OB会の開催: 過去に助成金・支援金を受けた団体同士が集まり、「その後、このような活動をがんばっています」といった報告や情報交換、交流ができる「OB会」や「同窓会」のような場が設けられることを希望しています。

飲食提供(木月キッチン)

製作中の様子

織機で作成したミニバッグ

木製のカトラリーやポシェット

