一般社団法人 明日への架け橋
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
一般社団法人 明日への架け橋
代表理事は、東日本大震災後、復興庁の職員として宮城県内で勤務。福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館のスタッフとして、施設の立ち上げや広報活動に携わりました。その後、令和6年に生まれ育った横浜市に戻り、首都圏で防災の啓発活動を行う一般社団法人「明日への架け橋」を立ち上げました。学校等での基調講演、震災学習フィードワークのプログラム作成、防災イベントへの出展等を行っています。
活動場所:全国(おもに神奈川、東京)
ホームページ:https://asuenokakehashi.com/
【訪問】
横浜市開港記念会館で開催した『防災研修講座』の見学とヒアリングを行いました。開催に向けて参加呼びかけを地元の高校や今までつながりのある教育機関へ行い、当日は、昨年の防災推進国民大会で知り合った北九州にある私立明治学園の学生(高校2年生)4名と引率の先生1名が参加しました。
内容は、童話フランダースの犬をアイスブレイクに物事にはいろいろな視点がある、本当に困ったときは頼っていいというメッセージから始まり、阪神大震災のケーススタディ、ハザードマップから何が読み取れるか、東日本大震災、石巻市の大川小学校と門脇小学校の明暗を分けたものは?今後の活動についてとなっています。
【支援金、賛助金活用状況】
東日本大震災から15年となる節目、この教訓を伝えていこうと横浜市内で2月11日、語り部の講演が開催されました。この日は、福島県広野町出身で、4歳の時に原発事故に遭った大学生が自身の経験を語りました。東京電力福島第一原発事故の被害による避難や帰還後に一変した日常生活の経験などを共有し、災害を「自分事」として考えてもらう内容でした。支援金・賛助金は、語り部さんを招聘するための、交通費及び宿泊費等の旅費、語り部講師報酬、会場賃借料等に利用されたことを確認しました。
また、支援金を通して実現したいこととして挙げられていた「出前授業」については、高校生や大学生を対象にした教育事業活動として、県内の高等学校に向けて公募を行いました。しかし、応募状況が芳しくなく(学校は年度途中で授業を工面、調整するのがむずかしいという回答より)、声掛け対象をベネッセやYMCAに転換。その結果、YMCA戸塚からお返事をいただき、小学生を対象に出前授業を実施しました。実際に開催し、小学生に向けた活動の重要性も感じていると実感されていました。
【訪問時にうかがった現状や課題など】
活動周知のための広報活動として、横浜市内の区社会福祉協議会へチラシ配架依頼、横浜市内、神奈川県内ボランティアセンターの各ホームページに周知・案内の依頼。地元大学などでの広報・周知の依頼。当組合の広報媒体活用。これまでの人脈から新聞記者やテレビ局の担当スタッフへの案内を行いました。結果、当組合の案内をみて来た方、産経新聞記者やNHKニュースウォッチ9担当スタッフの方、地元の高校生、大学生なども来てくれました。翌日の産経新聞社会面見開きに講演を記事に取り上げ掲載されました。来場人数は、午前の部、午後の部を合わせておよそ50人。各回100人を見込んでいたことから、目標には及びませんでしたが広報の方法と期間を見直すことでまだまだ見込みはあると手ごたえは感じておられました。出前授業、児童約60人が参加しました。
今後の課題としては、イベントの広報が大きな課題。また、イベントなどの不測の事態に備えたリスク管理の必要性も指摘されました。
【パルシステム神奈川への期待】
当団体のようにスタートアップの団体支援(財政基盤が弱い)に今後も重点的に支援いただきたい。今回の支援が大変、活動の継続や発展に寄与した実感があるからこそと期待をされていました。また、認知が低い活動にとって、知ってもらう機会がこの支援によって実現できたともおっしゃっていました。

防災に関する研修・講座の様子

当日のスケジュール

