2025「親子で梅シロップを作りましょう♪」を開催しました
5月31日、大和センターにて「親子で梅シロップを作りましょう♪」企画を開催しました。8組16名の親子が参加して楽しく「梅シロップ」を作りました。
食育ぱっくん隊(※1)講師が「梅シロップ」と「梅ジャム」作りのレクチャーを行い、PLA(パルシステム・ライフアシスタント)(※2)による、梅産地の実情も交えた「パルシステムの梅」のミニ学習会を行いました。
※1:食育リーダー養成講座を修了し活動登録をした組合員で、講座やイベントを通して食の大切さを伝えています。
※2:パルシステムの理念や商品に関する情報(商品の成り立ちや特徴、商品にかかわる取り組み)を把握した組合員で、商品のよさを伝えています。
親子で楽しく梅シロップ作り
食育ぱっくん隊による作り方の説明が終わると、待ちきれない様子でさっそく「梅シロップ」作りが始まりました。はじめの「冷凍梅のヘタ取り」では、子どもが積極的に竹串をにぎり、一つひとつ真剣な表情で作業をしていました。ヘタをとった梅は鍋に入れ、花見糖、炭酸水を入れて火にかけ、待つこと20分。ぶくぶくと泡が出てきたら、灰汁をとりながら梅の上下を返して、さらに煮ていきます。梅と砂糖のいい香りが部屋中に広がって「梅シロップ」のでき上がりが待ち遠しい様子。鍋の粗熱がとれたら「梅シロップ」はびんに注ぎ入れ、自分で名前を書いたラベルシールを貼りました。煮た梅はチャック付き保存袋に入れて持ち帰りました。
「梅シロップ」は、冷蔵庫で冷やして翌日からすぐに飲めます。煮た梅のおいしい食べ方を「梅シロップ」レシピといっしょに配付しました。ゼリーやヨーグルトに入れても、梅ジャムや梅味噌にしてもおいしいです。
◆調理中にも活発に講師に質問が続きました
Q1.梅のヘタをとる理由 → ヘタに雑菌付着の可能性があり、雑菌が入るとシロップが濁り透明にならない。
Q2.冷凍梅で梅干しは作れる? →「ハチミツ梅干」なら可能。一般的な漬け方では梅が潰れやすく管理もむずかしい。
Q3.砂糖は一度に入れてもよい? → 溶かせば一度でもよい。分けたほうが溶けやすく手間がかからない。
Q4.炭酸水で煮る理由は?→ 砂糖のなじみがよく短時間でエキスが抽出できる。時間はかかるが水でもよい。

食育ぱっくん隊の調理説明

冷凍梅に炭酸水を入れる

シロップの砂糖を入れる

かき混ぜて砂糖を溶かす

自分の名前シールを貼る
「パルシステムの梅」を学ぶミニ学習会
梅を煮ている待ち時間に、PLA講師による「パルシステムの梅」の学習を行いました。
今回調理した梅の産地である和歌山県「大紀コープファーム」について、パルシステムの産直産地(※3)として40年以上のつながりがあり、気候や土壌が梅の産地として適していることや、梅のさまざまな加工品をつくることで無駄なく梅を消費していくSDGsの取り組みを積極的に行っている産地であるとお話がありました。
また、昨年の猛暑(高温障害)、昨年に続き今年も雹が何度も降るなど、気候変動の影響により梅の収穫量が激減している産地の実情を知りました。昨年同様、今年も梅の販売量が少なく、買い支えることで産地を応援することはむずかしいため、今日「梅シロップ」を作って飲んだ感想を、産地への応援メッセージとして送りましょうと呼びかけがありました。〔パルシステム全体で行っている梅産地を応援する取り組みを紹介〕
※3:産直の四原則①~④を約束している産地。〔①生産者、産地が明らかである。②栽培方法や出荷基準が明らかで栽培の履歴がわかる。③環境保全型・資源循環型農業をめざしている。④産地の生産者や組合員相互との交流ができる。〕
お待ちかね!「梅シロップ」試飲と「梅ジャム」試食
当日、企画前に食育ぱっくん隊が作った「梅シロップ」の試飲と「梅ジャム」の試食を行いました。梅ジャムは『国産小麦もっちり食パン』にのせ、「梅シロップ」はお好みで炭酸水か水で割って飲んでもらいました。
あまり食べる機会の少ない梅料理に、はじめは少しためらいながらの試食でしたが、「甘酸っぱくておいしい」と子どもたちにもとても好評でした。
最後に、PLAより「『食品ロス』は企業努力により減少してきてはいますが、みなさんも日頃から関心をもち、資料の『食品ロスクイズ』を参考に『食品ロス』がなくなるよう、心がけてほしい」との呼びかけがありました。
朝、激しく降っていた雨も帰りにはすっかり上がり、とても満足そうに帰られる参加者の姿が印象的でした。

PLAによる「梅のミニ学習会」の様子

「梅シロップ・梅ジャム」試食
参加者の声をご紹介〔アンケートより〕
<組合員の感想>
・思っていたよりもすぐにできてビックリした。子どももジャムが食べられて、朝食に作ってみようと思います。
・子どもとのイベントはいい体験になって、また行きたいと思いました。これからも食育イベントをしてほしいです。
・とても楽しかったです。親子で参加できてよかったです。梅の実の活用方法など食育ぱっくん隊の方に教えていただきました。〔梅味噌など〕炭酸で煮る方法は初めて知りました。これから炭酸で梅シロップを作っていこうと思います。ありがとうございました。
<子どもの感想>
・今日は試食おいしかったです。梅ジャム作ります。ありがとうございました。楽しかったです。
・かんたんに作ることができてたのしかったです。さいしょはむずかしかったけどやってみたら、かんたんでまた作りたいです。