パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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小田原で「第26回 オニオン祭」が開催されました

5月12日、小田原市の曽我みのり館で「第26回 オニオン祭」が開催され、ジョイファーム小田原の生産者とパルシステム組合員、231名が参加しました。

パルシステムと長きにわたり交流があるジョイファーム小田原。商品カタログでは、キウイフルーツ、柑橘類、玉ねぎ、梅などの取り扱いでおなじみの産地です。そんなジョイファーム小田原で収穫祭として始まったオニオン祭は、生産者と組合員が交流を深められる大人気のイベントです。

昨年度は雨のため中止となりましたが、今年度は天候にも恵まれ、予定通り開催することができました。

最高の収穫日和

開会のあいさつでジョイファーム小田原代表取締役であり生産者である 鳥居さんは「異常気象が続いて生産者は大変苦労しましたが、今日の畑の玉ねぎは立派に育ちました。お天気もよく最高の収穫日和です。ぜひ楽しんでいってください」と話されました。

開会式の様子

みんなで収穫体験

開会式のあと、さっそくグループに分かれて畑に移動。それぞれの畝(うね)で収穫体験がスタート。生産者に教わりながら、たくさんの玉ねぎがどんどん引き抜かれていきました。子どもたちは玉ねぎを抜くときのスポッという感覚がおもしろかったようで、楽しみながらたくさんの玉ねぎを収穫していました。また、農薬に頼らない畑ではミミズ、カエル、ネズミなどのたくさんの生きものを観察することができました。

心地よい初夏の陽気のなか、みんなで収穫

生産者と楽しく交流

ふかふかの土だから、簡単に採れたよ!

カエルを見つけたよ

大人も子どもも葉と根をていねいに切っていきました

たくさん採れたなぁ

作業が終わった畑には、玉ねぎの入ったカゴがずらりと並び、お土産用の袋詰めにみなさん一生懸命取り組みました。最後にマルチシート(雑草・病害抑制や土壌水分の保持のために畑に張られたビニールシート)を外し、収穫体験は無事終了しました。

 

みんなで力を合わせて収穫した玉ねぎは約2.5トン。お土産に持ち帰ったもの以外は選果され『エコ・玉ねぎ』として出荷される予定です。

具だくさんの「玉ねぎたっぷりカレー」とゲームで産地を満喫

畑から戻ったあとは全員参加の「OXクイズ」を開催。「玉ねぎにはビタミンが豊富に含まれていますが、豚肉と炒めるとビタミンが壊れてしまう。〇か×か」など、生産物や生産者にちなんだ、簡単なようでちょっとむずかしい問題の数々が出題されました。賞品として柑橘類セットなどのプレゼントが用意され、会場は熱気にあふれました。

白熱した〇×クイズの後は、待ちに待った昼食の時間となりました。5年ぶりに復活したジョイファーム小田原婦人部のみなさんによる手作りカレーは、具だくさんで、玉ねぎのうまみがたっぷり。各自で用意したごはんにかけてもらい、おなかいっぱいいただきました。

つけ合わせには7月に『いいね! かながわ』で取り扱い予定の『梅のしずく』を使った梅味とかつお節で和えたしょうゆ味の2種類のオニオンスライスが用意され、そのおいしさにおかわりをする方がたくさんいました。

大盛り上がりの〇×クイズ

おいしい手作りカレー。完食です!

直売コーナーで緑(あお)みかんジュースの試飲、ジャムや柑橘類の購入も楽しんでいただきました

参加者からは「収穫、収穫後の茎と根のカット、袋詰め、マルチシート外しなどの作業を体験をすることで、野菜が家に届くまでには多くの作業、苦労があることを知ることができた」との声があがり収穫のよろこびを味わえたようです。

貴重な農作業の時間を割いて楽しい交流の機会を作ってくださったジョイファーム小田原生産者への感謝の気持ちと、お土産の玉ねぎを抱えて帰路についた参加者のみなさん。作り手の思いがしっかりとこめられた農産物に触れ、その大切さを実感できた一日となりました。

婦人部のみなさんの「玉ねぎたっぷりカレー」の食材はこちら

玉ねぎで超えてく!

お世話になった生産者さんと婦人部のみなさん

前日から準備してくださった「玉ねぎたっぷりカレー」

参加者の声

  • 小さな子どもでもしりもちをつきながらもどんどん自分で抜いていくことができてよかったです。
  • いつも食べている玉ねぎが畑になっている姿も、根がとても長いことも知らなかったので、よい経験になりました。
  • 玉ねぎの収穫を体験することで生産者の努力や愛情を肌で感じることができました。感謝していただく気持ちが子どもたちにも芽生えたと思います。
  • たくさんのカレーを作っていただき感謝です。穫れたての玉ねぎが真っ白でとてもきれいでおいしくて幸せです。