星槎大学と包括連携協定を締結しました ~障がい者と働く社会を“当たり前”に~
生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:藤田順子)と学校法人国際学園星槎(せいさ)大学(横浜市青葉区さつきが丘、西村哲雄学長)はこのたび、「障害者雇用推進に関する包括的連携協定」を締結しました。障がい者雇用が拡大するなか、支援担当者の専門性を向上させ就労継続につなげるため教育・研修などで連携します。
負担なく長期に働ける職場づくり
協定締結により開始するのは、パルシステム神奈川の障がい者雇用の際に支援を担当する職員へのメンタルケアなど、星槎大学での相談受け入れや教育、研修の実施です。
多様性を尊重し一人ひとりに合わせた学習環境を提供する星槎大学が、特別支援教育などのノウハウを生かしパルシステム神奈川の職員への教育、研修の機会を設けます。両組織の県内地域連携の実績により、実現した協定です。
協定締結に当たり星槎大学の西永堅副学長およびパルシステム神奈川の藤田理事長よりあいさつが行われました。
【西永副学長あいさつ】
星槎大学の理念に基づき、共生社会に資する学びをとおして社会貢献できることを嬉しく思います。
星槎大学は通信制の大学で、働きながら学ぶ方やいろいろなことにチャレンジしています。このようなお話をいただき大変光栄です。障がい者雇用の法定雇用率は上がっていますが、数値目標を追いかけるのみならず、障害があるなしにかかわらず、誰もが地域社会に参加し貢献できる社会をめざして、末永くともに取り組んでいけたらと考えております。
【藤田理事長あいさつ】
パルシステム神奈川の理念「生命(いのち)を愛(いつく)しみ自立と協同の力で心豊かな地域社会を創り出します」のもと、2030年ビジョン「誰もが認めあい、ともにいきる地域づくり」を推進し、障がいをもたれている方とともに、地域づくりをめざしていきたいと考えます。今回の包括協定にあたり、職員が自信をもって学び、障がいのある方に接することができるということは、安心してお迎えでき、安心して働ける障がい者雇用が、益々すすむと思っています。ともに地域のなかで生きる社会の一員として、力を貸し合いながらすすめていきたいと考えております。

西永副学長(写真左)と藤田理事長
パルシステム神奈川では現在、配送センターの倉庫業務や子会社が運営する就労継続支援B型事業所「ハートコープ湘南」などで、21人の障がい者が活躍しています。それぞれの特性に合わせて業務を担当してもらうためには、支援者の理解と専門性が欠かせません。
専門知識や経験が少ない職員は、支援の責任に精神的負担を感じる場合もあります。障がいがある職員にとっても、適切な支援を受けることで長く働き続けられることが期待されます。
障害者雇用促進に関する包括的連携に関する協定概要
【目的】パルシステム神奈川の障害者雇用に関する支援及び雇用促進・活躍を目指し、障害者雇用支援者専門性の向上と雇用定着に資すること
【連携事項】
(1) 障害者雇用支援者の専門性向上に資する教育、研修
(2) 従業員の継続的な就労とさらなる活躍に資する教育、研修
(3) その他、本協定の目的達成のために必要な事項
パルシステム神奈川は2025国際協同組合年をきっかけに、地域内の多様な組織との連携を広げ、誰もが活躍できる社会づくりをめざします。
