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セカンドリーグ神奈川の食支援「ビーバーリンク」が「令和5年度食品ロス削減推進表彰」の審査委員会委員長賞を受賞しました

パルシステム神奈川が設立した特定非営利活動法人セカンドリーグ神奈川(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:市村あつ子)は、消費者庁および環境省が実施する「令和5年度食品ロス削減推進表彰」の審査委員会委員長賞を受賞しました。

セカンドリーグ神奈川はパルシステム神奈川が2012年に設立、運営する起業や子育て支援、地域福祉にかかわる団体の支援を行う中間支援のNPO法人です。2019年からパルシステムグループの予備青果を活用した食支援「ビーバーリンク」を開始し、2023年度からはパルシステム神奈川の全配送センター13カ所に拡大。拠点の多さと冷凍食品を扱えることが評価され、今回の受賞となりました。

食支援「ビーバーリンク」

セカンドリーグ神奈川が地域の子ども食堂やフードパントリー団体を対象に食品を提供する活動を「ビーバーリンク」と名づけています。「ビーバーリンク」はパルシステム神奈川の全配送センター13カ所で毎月1回、定期開催しており、2023年8月の実利用団体数は50団体、不定期の利用も含めた登録は76団体でした。パルシステム以外のメーカー、流通業からも食品提供を受けており、団体の規模に応じて毎回20~100キロの食品を提供しています。

  

フードバンクでもあるセカンドリーグ神奈川

セカンドリーグ神奈川は「ビーバーリンク」のほか、防災備蓄品入れ替え時の旧備蓄品を生活支援団体に提供する活動も行っており、2022年度の食品取扱量は103.5トンと公益社団法人フードバンクかながわと並び、神奈川県内の食品ロス削減と食支援を推進しています。

  

パルシステム神奈川との密接な連携と生協物流施設の活用

2023年度から「ビーバーリンク」で子ども食堂など地域団体に分配する進行役をセカンドリーグ神奈川スタッフからパルシステム神奈川センター職員に移行。これにより13センターでの広域の活動が可能となりました。また、パルシステム神奈川の冷凍庫の一部を「ビーバーリンク」の寄贈食品保存に使用することで、他のフードバンクでは取り扱いがむずかしい冷凍品の活用ができるようになりました。

セカンドリーグ神奈川の自由度の高さと、神奈川県内で広く無店舗事業を行うパルシステム神奈川の長所をいかして、食品ロス削減の推進と困窮者支援団体の支援を行っていきます。

配送センターでの「ビーバーリンク」の活動の様子

賛同・協力いただいたみなさんで記念撮影