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「多核種除去設備等処理水の取扱い」に係る意見を提出しました

5月1日、経済産業省に対し、「多核種除去設備等処理水の取扱い」に係る意見を提出しました。

私たち生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープは「生命(いのち)を愛(いつく)しみ、自立と協同の力で、心豊かな地域社会を創り出します」を理念に掲げ、一人ひとりが互いに尊重し助け合うことで、安心してくらせる社会、そして次世代により良い社会を繋いでいく持続可能な社会をつくるために事業活動を行っています。

東京電力福島第一原子力発電所(以下、福島第一原発)事故では、膨大な面積にわたるくらしや生業の場が放射性物質により汚染され、最大で16万人以上がふるさとを離れて避難することを余儀なくされ、被災地の内外でさまざまな社会的分断も生まれるなど、多くの人々の生活に甚大な影響が及んでいます。そして、9年経過した現時点でも福島第一原発事故に関わる「原子力緊急事態宣言」は発動されたままとなっています。

私たちは原発事故により被害を受けたすべての人々の価値観や選択が尊重され、くらしと地域が再生することを切に願います。ALPS小委員会で検討され現実的な処分方法として「海洋放出」及び「水蒸気放出」が具体的に提示されたことについて強い懸念を表明するとともに、このような事態を二度と招くことがないよう、原子力発電からの速やかな撤退を強く求めます。

「多核種除去設備等処理水の取扱い」に係る意見(全文)(PDF)