「どうするどうなる!?くらしとお金~税制と社会保障の動向からこれからの私たちの暮らしについて考える」を開催しました
11月14日、新横浜本部とオンラインにて、CFPファイナンシャルプランナーで生活デザイン株式会社代表取締役の藤川太氏を講師に迎え、LPA(※)主催「税制と社会保障の動向からこれからの私たちの暮らしについて考える」を開催し、組合員、一般の方含め125名が参加しました。
これからの日本はどうなる? 政治情勢と今後の展望
冒頭、「高市政権で今後どうなるか?」というお話で、新政権が発足し、同じ自民党政権でも財政健全派から積極財政派に移り、税金や社会保障給付や経済成長がどのような方向に向かっていくのかをじっくり解説していただきました。まさに日本の政治の転換期を迎えた今の状況についてお話は、とても興味深いお話でした。
社会情勢の現状分析
続けて、人口動態の変化や社会保障給付の推移、国の財政規模、社会情勢の変化などを、図やグラフでわかりやすく説明していただきました。

会場とオンラインを繋いだハイブリッド形式で開催

熱心にわかりやすく解説する講師の藤川氏
税制・社会保障改正の詳細解説
その後、令和7年石破政権時代の税制改正、社会保障の改正について解説していただきました。多くの改正がされましたが、とても複雑とのこと。とくに税制については、著名な税理士も「そらで説明することはむずかしい」とおっしゃっていたエピソードも紹介されました。
また、身近に聞く“年収の壁”の改正については、重要な130万円の壁が残されたままであることを指摘。「複雑になってしまっているが、税制はシンプルであるべき」などのコメントに、聴講者が大きくうなずく場面もありました。
家計改善の基本
後半は、各種社会保障の変更点や、物価、金利の動向、長寿社会への対応策などに触れられました。そのなかでも、「家計改善の基本戦略は変わらない」とのお話をいただきました。

充実した内容の講演
講演終了後も、聴講者から積極的に質問があがりました。おもに投資についての質問が多く、どれもためになる回答ばかりでした。
まさに、税制と社会保障の動向をぎゅっとまとめた濃い内容で、とても勉強になった講義でした。
アンケートから抜粋
- パーツパーツの知識情報つながり、背景にあるしくみが理解でき、何をどのように考えれば、自分の場合の根拠となるものを見つけた気がします。 興味深く、大変おもしろかったです。
- 知識のない私にもわかりやすく、楽しく聞きやすい内容で、2時間があっという間でした。
- 現在の生活にかかわる社会情勢、改正点、考え方をわかりやすく教えていただけて、家計の見直しにとても役に立ちました!
- 現政権の今後の政策方針のベースにあるものを、昨今の数値と照らし合わせながらご説明いただき、とてもわかりやすかったです。前政権時の法改正の内容を見ながら、物価高の昨今の状況下、家計はどうやって乗り切っていくべきなのか、時代に即した家計管理のポイントを考えるきっかけをいただけました。
- その人それぞれにあった見直し方や計画の仕方があるのだということ、世の中の流れを知る必要性などがすんなりと頭に入ってきて、腑に落ちる講演でした。
- 有意義な内容で、参考になりました。同じ内容でももう一度聞きたいし、家族にも聞いてほしいです。
※LPA:ライフプラン・アドバイザー。ファイナンシャルプランナーの資格をもち、中立な立場で、くらしのなかのさまざまなお金の問題に、生活者目線でこたえたいと活動している組合員メンバーです。
当組合では、LPAが家計の見直しに役立つさまざまな講座を企画・開催しています。当組合ホームページ内で「LPA」と検索して過去の講演会の開催レポートをご覧ください。
本講演会はコープ共済連『くらしの見直し講演会』支援金、パルシステム共済連『福祉・たすけあい助成金』を使用して開催しています。
