LPAの「今から知っておきたい相続の話~相続の基本を知ろう」を開催しました
7月11日、新横浜本部にてLPA(※)による「今から知っておきたい相続の話~相続の基本を知ろう」を開催し、組合員18名が参加しました。
※ライフプラン・アドバイザー。ファイナンシャルプランナーの資格をもち、中立な立場でくらしの中のさまざまなお金の問題に、生活者目線でこたえたいと活動している組合員メンバーです。
相続は誰もが直面する可能性があり、適切な知識をもつことで、より円満にすすめることができます。講座では、相続となったときに慌てないために必要な基礎知識とポイントをお伝えしました。
遺産金額にかかわらずおこる相続トラブル
講師は、相続で裁判所の調停になった遺産金額ごとの割合表を示し、「みなさんご自身は相続で揉めないと思っているかもしれませんが、遺産の多寡にかかわらず、このように揉める家族が多いことがわかります。次世代にまで影響が及ぶこともありますので、スムーズな相続手続きができるようにしましょう」と話しました。
相続のスケジュールと必要書類
相続が発生すると、さまざまな手続きや書類が必要となります。期限が過ぎると延滞税が発生する可能性もあるため、スケジュール管理が大切になるとのこと。
書類のなかでも、これまで時間と労力がかかり疲弊するといわれてきた「出生から死亡までの連続した戸籍」の取得については、手続きが軽減される新制度を紹介しました。
相続人の順位と遺産分割のルール
講師は、法律で定められている相続人の範囲(順位)と権利の割合、基礎控除や特例などについても図を交えながら説明しました。
さらに参加者が自分で取り組めるよう政府の公式サイトを活用し、相続税の割り出し方を、例を用いてシミュレーション。自分で取り組めるよう工夫された内容に、参加者は何度もうなずき、熱心にメモを取る様子が見られました。
今後の備えや家族との話し合いの第一歩となり、いざというときの安心につなげていただきたいと思います。

講座の様子

図を用いて説明する前半担当のLPA講師

控除額の説明をする後半担当のLPA講師
アンケートから抜粋
- まったく知識がなかったので、受講させていただき、とても学びが多かったです。
- 知らないことがたくさんあり、とても参考になりました。次々に新しい制度が作られており、自身の情報の更新が必要と感じました。
- 相続の基本知識と、スケジュールが理解できました。怖がらずにきちんと向き合おうと思います。
- とてもたくさんの内容をあらためてわかりやすく説明くださいまして、ありがたく聞きました。またいろいろな検索できるサイトも紹介され、参考にさせていただきます。
- おふたりとも話す速度や間、声のトーンが聞きやすくよかったです。検索情報なども載せていただけてありがたいです。