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  • 平和 国際活動

「賀川豊彦記念松沢資料館見学会」を実施しました

7月20日、「平和課題チーム ピース」主催で上北沢にある賀川豊彦記念松沢資料館を見学しました。賀川豊彦氏に詳しい方、あまり知らないという方も組合員、理事職員など10名が参加し、いっしょに氏について学びました。

生協の父 賀川豊彦

賀川豊彦氏はスラム街の子どもたちの支援に始まり、労働組合、生活協同組合運動に力を入れた方であり、生協の父とも呼ばれています。暴力などを嫌ったという賀川氏の助け合いの精神は、今もさまざまな組合などで息づいています。

19歳で病にかかり残された余生を、生活に困っている人々のために尽くそうと決意し、神戸の日本最大と言われたスラム街に移り住みました。そこで貧しい人々の病気や犯罪などの現実と、子どもたちの悲惨な行き末を知り、心を痛めたそうです。貧困の現実にうちのめされながらも、以前から行っていたキリスト教の伝道活動と食糧の提供や無料宿泊所などの救貧活動を展開していきました。

氏の活動は幅広く、伝道や救貧活動以外にも労働運動や農民組合運動、関東大震災での被災者救援、女性と子どもの権利、児童書や翻訳書などの文学・論文の執筆、生協や信用組合の設立など、多方面から人々の暮らしを妻のハルさんとともに活動し、支えました。

氏の活動は国外でも評価され、ノーベル賞に5回ノミネートされています。1999年には国連が採択した「子どもの権利条約」のもと、ユニセフの「子どもの最善の利益を守るリーダー」として、世界の52人の1人に選ばれました。

見学参加者の様子

館内の資料は写真や実際の原稿、使っていた机や筆なども展示されていました。特に、氏が作った原子記号をかるたや将棋で覚えられる知育玩具、額に飾られた直筆の協同組合思想などに、参加者が集まり意見を交わしながら見つめていました。

賀川氏の机と筆を見る参加者

知育玩具

ランチミーティング

見学の後は、礼拝堂でお弁当を食べながら交流をしました。参加者の感想を聞くと、「なぜ生協の父と呼ばれているのか気になって参加したけれど、さまざまな活動をされていた方だと知って驚いた」、「賀川豊彦さんの思想・理念は今の時代にも大切なものだと思わされた。妻のハルさんの力が大きかったことも初めて知った」と氏の精神が心に響いている様子でした。子どもたちの権利や助け合いの精神、またそれを引き継いでいく大切さを再確認しました。

今回の企画を主催した「平和課題チーム ピース」は、組合員の自主的な活動のチームです。継続して平和について考えていく機会をもちたいと考え活動しています。これまでには登戸研究所の資料館見学や大船観音見学を企画しました。
「こんなところを見てみたい」「こんな話をききたい」「こんなことを調べてみよう」など、課題チームに参加してみませんか? ご興味のある方はお気軽に下記までご連絡ください。

【連絡先】
パルシステム神奈川ゆめコープ 活動政策課 課題チーム事務局 TEL:045-470-4172(月~金 10:00~17:00)