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「葉山でわかめの収穫体験交流」を開催しました

2月23日、神奈川県葉山町漁業協同組合の葉山漁港にて「葉山でわかめの収穫体験交流」を開催し、組合員9家族36名が参加しました。

今年も海水温高く、わかめにとって試練の年

神奈川県の漁業のお話

当組合では、神奈川県内の水産業への関心を高めてもらおうと2012年よりわかめの収穫体験をとおし漁業生産者との交流会を行っています。神奈川県内の貴重な水産資源に触れ、生産者と交流ができる企画として毎年人気です。 毎年12月にわかめの植付けを行いますが、今シーズンは海水温が下がらず、赤ちゃんわかめが育てられないため植え付けは中止となっていました。 18年も同じ状況であり、交流企画にも温暖化の影響が出ています。その後も海水温があまり下がらない状況がありましたが、生産者の努力によって、収穫体験交流を実施することができました。

強風で見学中止に

当初、船に乗って藻場の見学を予定していましたが、強風のため中止となりました。そのため、当日は、生産者の方々や関係者から漁業に関することをお話しいただいたり、わかめの茹で上げを見たり、試食を行いました。

生産者といっしょに

わかめ茹で上げ

おいしくいただきました

みんなで集合写真パシャリ

収穫したわかめは、長いもので1株が約2~3メートル近くにもなるそうです。収穫した生わかめは黒色ですが、お湯にいれるとあざやかな緑色に変わり、大きな釜でゆでる体験では、一瞬で変わる色の変化に参加者は驚きを隠せない様子でともて喜んでいました。また、ふだんは食べることのできない茹でたての「めかぶ」を特別に味わうことができました。
試食では、とれたてわかめのしゃぶしゃぶを味付けせずそのまま食べました。わかめ本来の味を味わうことができて、おかわりをする参加者がほとんどでした。

わかめづくりの生産者の苦労などを学び、わかめ本来の味を感じるなどの体験をとおして、参加者は豊かな海や環境を守るためにできることを考えるきっかけとなる企画となりました。