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神奈川県内5つの小学校で環境出前授業を行いました

当組合は、神奈川県の環境・エネルギー学校派遣事業(かながわ環境教室)の講師登録をしています。2019年度は、県内5つの小学校で環境出前授業を実施しました。

今年度の環境出前授業では、現在の環境汚染、とくにマイクロプラスチックによる海洋汚染の実態を知ってもらい、ごみの分別やリサイクルの大切さを学ぶ3R(リデュース・リユース・リサイクル)の授業「3Rとプラスチック問題について考えよう」と、電気のもととなる発電方法について学び、そのなかでも火力発電による環境への影響や地球温暖化の実態について学ぶ電力の授業「未来をつくる新しいエネルギー」を実施しました。

3Rとプラスチック問題について考えよう

クイズ形式での学習

3Rとプラスチック問題の授業は、厚木市立依知南小学校・三浦市立初声小学校・寒川町立寒川小学校・神奈川県立相模原中央支援学校の4校で実施しました。ビニール袋を喉につまらせたウミガメの写真や、海岸に打ち上げられたプラスチックごみの写真などから、海洋汚染の深刻さを伝え、3Rの説明を行い、私たちの取り組みで海洋汚染を防げることを伝えました。

その後、グループワークを行い、ごみと思われるイラストについて3Rのどれができるか考えてもらい、選んだ方法とその理由を報告して理解を深めました。また、給食時に分別している牛乳パックがトイレットペーパーにリサイクルされる動画を上映し、リサイクルに対する関心も高まりました。

3Rについてグループワークで考えました

子どもたちは積極的に意見を出してくれました

未来をつくる新しいエネルギー

「私たちにできること」をグループワークで考えました

電力の授業は、厚木市立妻田小学校で実施しました。地球温暖化に伴う海面上昇によって居場所やえさを失い、やせ細ってしまったホッキョクグマの写真を取り上げ、地球温暖化の深刻さを伝えました。また、埋蔵量に限りのある石油、石炭、天然ガスといった枯渇性エネルギーと地球温暖化について考え、自分たちにできることは何があるかを考えてもらいました。グループワークでは、地球温暖化や再生可能エネルギーについて、「私たちにできること」「行政や国ができること」を分けて考え、相互に理解を深めました。

授業終了後、お昼休みの時間を利用して、発電自転車を設置し、発電体験も行いました。子どもたちは自分で発電する大変さをとおして、目に見えない電気に興味をもち、同時に環境や未来についても学ぶことができました。

真剣にクイズに答える子どもたち

自転車で発電体験

当組合では、子どもたちに地球温暖化をはじめとする環境問題に対する理解を深めてもらい、「自ら考え、行動する人」を育成することを目的に、小学校での環境出前授業に取り組んでいます。
これからもあらゆる機会を通じて次世代を担う子どもたちに対して環境に配慮したくらし方を考える機会を提供していきます。