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「認知症を知って支えよう」認知症サポーター養成講座を麻生センターで開催!

認知症に対する正しい知識と理解をもち、地域で認知症の方やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を養成し、認知症高齢者などにやさしい地域づくりに取り組もうと、川崎市麻生区の地域包括支援センターの協力のもと、5月30日、麻生センターにて「認知症サポーター養成講座」を開催しました。

厚生労働省が5月12日に発表した「令和2年市区町村別生命表の概況」では、川崎市麻生区が市区町村別の平均寿命で男女ともに全国トップ(男性84.0歳、女性89.2歳)。認知症についても関心の高さがうかがえる申し込みがありました。これを機に、麻生センターでの地域の居場所づくりもスタートします。

認知症の方を地域で支える

当日は、新百合と柿生アルナ園の2つの地域包括支援センターの方を講師としてお招きしました。講座には定員を上回る申し込みがあり、麻生区、宮前区、多摩区にお住いの29名の参加者と、麻生区地域支援課の方、川崎市生活支援コーディネーターの方々もお越しくださいました。

具体的な事例をもとに認知症を理解

認知症を理解して、応援者になる

認知症の特徴や予防についての考え方、認知症の方と接するときの心構えなど、イラスト入りのテキストと動画を使った講義のあと、川崎市の認知症ネットワークやボランティアセンターの紹介があり、受講した方が次の一歩を踏み出しやすい情報提供もありました。

受講修了後に、川崎市オリジナルのサポーターカードと地域のボランティアの方たちが手作りした「ロバ隊長」のマスコットをお渡ししました。
「ロバ隊長」は認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクターです。 認知症になっても安心してくらせるまちづくりをめざす、認知症サポーターキャラバンの隊長として、ロバのように急がず、一歩一歩すすんでいこう! という意味が込められています。

認知症サポーターキャラバンのマスコット・ロバ隊長

「みんなでゆっくりCAFE♪」でつながろう

受講後のアンケートには、ご家族やご両親など身近な方の認知症に関するお悩みも、長文でびっしりつづられていました。

また、受講した方々に、今後やってみたいことをホワイトボードに書いてもらったところ、健康チェックや試食会、フラワーアレンジメントや介護の悩み相談、コーヒーの淹れ方教室など、さまざまな項目が出てきました。
それらに共通するキーワードは「つながり」。
そこで「みんなでゆっくりCAFE♪」と題して、今後も麻生センターで気軽に集まれる場を月1回開くことになりました。1回目は6月22日(木)。コーヒーやお菓子でほっとひと息、そしてまなびパル講師のミニ講座を予定しています。みなさんもぜひご参加ください!
▶▶「みんなでゆっくりCAFE♪」のご案内はこちらから!

今後も麻生センターの地域の居場所づくりにご注目ください。

麻生センターを会場に「やってみたいこと」を書いていただきました