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「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金(ユニセフ指定募金)にご協力ありがとうございました

昨年度に引き続き、2021年7月26日から8月13日の間、神奈川県ユニセフ協会のカンボジア指定募金への協力を組合員に呼びかけ、119万1,077円の募金が寄せられました。

パルシステム神奈川では、神奈川県ユニセフ協会が取り組む、国や地域・使途を限定した指定募金に協力し、第4次指定募金として2019年度から2023年度の5年間は、カンボジア指定募金の呼びかけを行っています。3年目の取り組みとなった2021年度の募金の呼びかけに、組合員より119万1,077円の募金が寄せられました。みなさまのご理解とご協力、誠にありがとうございました。

カンボジアは、かつての内戦で当時の人口の1/3が命を落とすなどの混乱が続き、多くの人々が暴力によるトラウマを受けたことで、暴力的な子育てに頼ってしまう傾向にあります。みなさまから寄せられた募金は神奈川県ユニセフ協会を通じて、教師への「ポジティブ生徒指導法」(カンボジアの学校や教師が、子どもの気持ちに寄り添い、暴力を使わず論理的に教え導く方法や効率的にクラスを運営し、教師と生徒の良好な関係づくりを目的)の研修と、親と保護者へ「ポジティブ子育て法」(家庭内の子どもへの厳しいしつけや暴力を減らし、子どもと保護者が安全で安定した関係を築く)の研修という、2つのプロジェクト活動に使われます。

カンボジアの子どもに対する暴力は、周辺国と比べても深刻な問題となっています。カンボジアの子どもたちは2人に1人が物理的な暴力を、4人に1人が心的虐待を、20人に1人が性的虐待を受けています(「カンボジアにおける子どもに対する暴力に関する調査2013」より)。 2017年カンボジアで初となる「子どもに対する暴力の防止および対応のための行動計画2017年-2021年」が発表され、子どもに対するあらゆる形態の暴力をなくすための取り組みがようやく一歩前進しました。世代間で引き継がれる暴力の連鎖を断ち切ることはとても重要です。そして、その取り組みの結果は目に見えにくく、長期的な支援が必要となります。

親・保護者や教師に研修が必要です

子どもたちを守るため、ご協力ください

2022年度も神奈川県ユニセフ協会と協力し「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金を呼びかけますので、引き続きご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

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