ようこそカフェ～おいしい豆腐で麻婆豆腐～

11月6日、横浜総合高校（横浜市南区）の「ようこそカフェ」にて、食育体験「おいしい豆腐で麻婆豆腐」が開催されました。
「ようこそカフェ」は、当組合や当組合が設立した（一財）神奈川ゆめ社会福祉財団も支援しています。

ようこそカフェとは

「ようこそカフェ」は、公益財団法人よこはまユース、NPO法人横浜メンタルサービスネットワーク、NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわの3団体が共同で支援し、2016年秋から横浜市立横浜総合高校で開催している居場所カフェです。通常授業が行われている水曜日の12：00～17：30まで、校内のフリースペースで、生徒に無料でドリンクやお菓子が提供されています。

横浜総合高校は3部制で単位制の学校であるため、先生と生徒、生徒同士も交流をもつ時間がなかなかなく、接点のないままに卒業していく生徒も多くいました。また、高校生という多感な時期に相談できる相手と知り合える機会も少ないため、悩みをかかえる生徒が話せる場所がなかったのも実情です。
そこで、横浜総合高校と（公財）よこはまユースなどの団体の協力のもと、高校内のフリースペースを活用して、友だちや先生、大学生から社会人までの多種多彩なスタッフと交流できる場がつくられました。食べたり飲んだりしながら談笑したり、ボードゲームを行ったり、ときには悩みを打ち明け、、、と思い思いに過ごすことができます。毎回200人を超える生徒が立ち寄るようになり、居場所として定着しつつあります。

食育への取り組み

高校生への食育推進の一環として、食育コーディネーターでもあり、（一財）神奈川ゆめ社会福祉財団の理事でもある長島由佳氏をはじめ、パルシステムの「産直大豆の豆腐」でもおなじみの共生食品（株）、（公社）フードバンクかながわのほか、当組合もお米などの支援に取り組むようになりました。
2017年10月からは、ほぼ毎回、ようこそカフェで「カラダとココロにしみる美味しいCOOKING」と題して、長島氏が調理し、生徒たちに食事を提供しています。

11月6日は無添加で天然のにがりを使用した北海道産大豆の豆腐で、麻婆豆腐がふるまわれました。
その日の1回目は12：30からでしたが、カフェ内にいいにおいがただようと生徒が並び始め、心待ちにしている様子がうかがえました。
手渡しする合間にお豆腐の説明をすると、「そんなにいいお豆腐なんだ！」とこれから食べる食材にも興味をもった様子でした。
辛いけどおいしいと、あっという間に麻婆豆腐丼はなくなりました。