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神奈川県内13の小学校で「お米の授業」を行いました

当組合では、米作りや農業の大切さを伝えるために、県内13の小学校を対象に5年生の社会・総合の課題授業のなかで「お米の授業」を実施しました。

米作りをとおして日本の農業を考えよう

日本人の主食のひとつである米。食の欧米化や生活スタイルの変化などを背景に、ひとりあたりのお米の消費量は50年前の約半分と年々減少しているのが実情です。
今回の「お米の授業」では、1年間のお米の育て方を伝え、実際に校内の田んぼやバケツ稲でお米を育てる体験を児童と取り組み、農作物を育てることの楽しさやむずかしさを実体験で伝えました。また社会的にも問題となっている「食品ロス」について、農作物を作る生産者やごはんを作ってくれる人への感謝の気持ちについても考えるきっかけとなるように取り組みました。

6月 土づくりから行い、田植えをしました

指先でしっかり持って、第二関節ぐらいまでまっすぐ植える

田植えでは、土づくりから行い、泥だらけになりながら田植えを楽しみました。「大きくなあれ!」と気持ちを込めて植えることで稲への関心も高くなり、その後の水やりや虫や鳥対策も自分たちが調べ取り組んでいました。

10月 元気に育った稲を鎌で収穫しました

稲刈りでは、鎌を持ち、自分たちが育てた稲を刈りとり、乾燥させるために逆さに吊るして脱穀と籾摺りの準備をしました。収穫は学校によりそれぞれでしたが、収穫する喜びとむずかしさを肌で感じる経験となりました。

すり鉢と野球ボールを使って、脱穀や籾摺りもしました。1時間やって食べられる量になるのは、ほんのわずかでしたが、ていねいにお米になるまでの作業を体験しました。

1年間の作業を終えて、児童からは、「お米をはじめとする生産者の人たちに感謝したい」「こんなに大変な作業をして、おいしいお米を作ってくれている。残さずに食べようと思った」「お米がもっと好きになった!」などの感想が寄せられました。

今年度は、神奈川県内13校・のべ3741名を対象に、合計40回の開催となりました。

今後も県内の小学校を対象に「お米の授業」の支援を行い、未来を担う子どもたちへ、米作りや農業の大切さを伝えていきます。