パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「卵の産地&セットセンター見学ツアー」を開催しました

10月3日、神奈川県愛甲郡愛川町にある「神奈川中央養鶏農業協同組合」にて産地交流会とパルシステム相模セットセンターを見学するバスツアーを開催し、組合員・役職員など26名が参加しました。

今回、産地交流会を行った神奈川中央養鶏農業協同組合は、パルシステム「産直たまご」や「産直こめたまご」の産地です。産地交流会のほか、地域での学習会、センターまつりなどをとおして当組合と交流を深めている県内産地のひとつで、「パルシステムでんき」の発電産地でもあります。

農場とGPセンター見学

GPセンターでパックされていく卵

神奈川中央養鶏農業協同組合では、東京ドーム約3個分の広さで、約60万羽の鶏が飼育されています。生産者の方に説明していただきながら、パルシステムに出荷する卵の親鶏を飼育している開放鶏舎を見学しました。窓のないウインドウレス鶏舎、セミウインドウレス鶏舎との違いも教わることができ、鶏舎の屋根に設置された太陽光パネルもあわせて見ることができました。

親子丼を食べながらの昼食交流会

続いてGPセンター(卵のパック工場)見学です。GPとは、G:グレーディング(洗卵・選別)、P:パッキング(包装)の略で、ふだんは立ち入ることのできない工場の内部で、卵をお湯で洗浄する洗卵やヒビ・汚れの選別をする検卵、サイズ別・内容量別に包装するパッキングなどの機械を見せていただきました。徹底した安全管理のもとにオートメーション化されている工場でパックされた卵は一旦冷蔵し、一定の温度を保ったまま出荷されることもお聞きし、安全・安心な卵が出荷されるまでの工程を知ることができました。

昼食交流会では、生産者の方と一緒に隣接している直営店「卵菓屋」さんの人気メニュー親子丼と温泉たまご、ロールケーキをいただきながら、卵や鶏の飼育のお話しなどを伺うことができ、話の絶えない賑やかな交流会となりました。
昼食後は、見学用に作られた「コッコのお家」で平飼いをしている鶏の見学や、「卵菓屋」さんでの買い物を楽しみました。

相模セットセンター見学へ

続いて相模セットセンターでは、組合員が注文した商品が各家庭に届くシッパーへセットする作業を見学しました。常に温度が一定に保たれた冷蔵庫内で機械がバーコードを読み取り、セットミスのないよう手際よくセットされていきます。参加者からは、「シッパーへ入れられる数は、重さですか?数量ですか?」などの質問もあり、普段気になっていたことを聞く機会となりました。パックされた卵がセットされていく様子も見ることができ、パルシステムの商品が家庭に届くまでの過程を知ることができました。

相模セットセンター冷蔵品セットの見学

神奈川中央養鶏農業協同組合のみなさんと

参加者からは、「機械が不思議なくらいぐるぐる動いていて面白かった」「卵の生産者と話が出来てよかった」「パルシステムで卵を買う回数を増やしたい」「生産者のこだわりや苦労がたくさんつまっているんだなぁと改めて感じた」「セットセンターで働いている方の早く正確な作業に感心した」などの感想がありました。

限られた時間の中でのバスツアーとなりましたが、普段見ることのできない産直産地やセットセンターを見学することができ、新しい発見や生産者、組合員同士の交流など楽しい一日となりました。
10月19日(土)の、「横浜中センターまつり」では、神奈川中央養鶏農業協同組合も出展を予定しています。他にもパルシステムの産直産地が試食や販売などを予定していますので、ぜひ、みなさんお越しください。

産地レポーター報告

パルシステム神奈川ゆめコープでは、産地交流などのイベントに参加した際、感想や産地へのメッセージを投稿いただく「産地レポーター」を募集しています。今回参加した組合員が投稿してくださったレポートを掲載します。

ペンネーム:かわともさん

表面がボコボコしている二黄卵

見学の際はお世話になりました。ふだん見ることのできない施設の様子や働く方々の姿を拝見することができ有意義な一日でした。

神奈川中央養鶏農協では採卵からパック詰めまで流れるような機械に運ばれる卵が美しかったです。血玉とヒビ玉がそれぞれ4%出るとの事でしたが、意外と多いんですね。直営店でお買い得の『キズあり二黄卵』を買いました。表面がボコボコしていて、いつも目にする卵と違ったかたちの卵にびっくり。規格外のものも無駄にしないで消費していくのは大事だと思いました。帰ってから目玉焼きにしましたが、家族で大喜びでした。