社会的な課題や身近なくらしの課題解決に向けて、〔食と農、くらし・福祉、環境、平和〕のテーマに沿って事業活動や組合員、諸団体と連携して取り組みます。

環境

2017年度〔環境テーマ〕資源循環型社会を今のくらしから実現する。

多摩川河口干潟観察会

2017年4月30日、川崎市の大師河原センターとその周辺の干潟にて観察会を行い、スタッフ・理事・職員28名が参加しました。「多摩川河口干潟観察会」は、1995年に当組合の前身のひとつ、生活協同組合ゆいの環境課題企画「多摩川カニとり遊び」としてスタートしました。 その後、呼び名をあらためながらも、今では数少なくなった干潟で生きものにふれ、自然環境の大切さを知ることのできる取り組みとして、毎年、多くの組合員家族から親しまれています。

干潟館スタッフに解説いただきました

グリーンカーテン植え付け講座

2017年5月19日ふらっとパル茅ヶ崎、26日横浜北センターにて「グリーンカーテン植え付け講座」を開催し、14名の組合員が参加しました。当組合では、パルシステムのエネルギー政策「減らす・止める・切り替える」の推進、「CO2総排出量の削減」、「3Rの推進」といった環境活動に取り組み、地球にやさしい生活への提案のひとつとして、家庭でも気軽にできる「グリーンカーテン」を推進しています。

講師に詳しく説明いただきました

『日本と再生』上映&トーク

2017年6月27日、ミューザ川崎シンフォニーホール 市民交流室にて『日本と再生』上映&トークを開催し70名が参加しました。映画『日本と再生』は、電力の切り替えがすすんでいる欧州での視察を通じて、“電力自由化”によって地域社会がどのように変化しているのかを映し出しました。上映後には、この映画の企画・監修を行った環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏が各国の現状を解説しました。

自然エネルギーへの転換には市民の力が必要と飯田氏

海の汚染から水環境を考える~マイクロプラスチック 海に漂うゴミ~

2017年7月3日、横浜市スポーツ医科学センターにて、学習会を開催しました。レジ袋やペットボトルなどのプラスチック製品が劣化し、細かい破片(マイクロプラスチック)となって海洋汚染を引き起こしている。そんな報道を目にすることが増えています。学習会では、フィールドワークや実験を通して化学物質による水環境の汚染について研究されている高田秀重先生を迎え、汚染の現状とそれに対して社会や私たちができることとは何かについて考えました。

講師の高田秀重氏による実験

でんきで学ぼう!

2017年7月29日、横浜中センターにて、親子がそれぞれにエネルギーについて考えてもらおうと「でんきで学ぼう!」を開催し、17組37名の組合員が参加しました。子どもはクイズや工作を通じてエネルギーに興味をもってもらうきっかけに、おとなは「うちエコ診断」で具体的な家庭での省エネへの啓発となりました。

太陽光発電設備も見学しました

親子で平作川源流たんけん!

2017年7月29日、横須賀市を流れる平作川にて「親子で平作川源流たんけん!」を開催しました。組合員4家族16名が参加し、川を遡りながら生きもの観察などを行いました。市民活動団体の横須賀「水と環境」研究会に講師を依頼し、子どもたちに自然環境、山、川、そこにすむ生きもののこと、水のことを伝えました。(主催:横須賀エリア経営会議)

ワクワクいっぱいの源流体験

かながわ環境教室「石けんのエコなひみつ」

当組合は神奈川県の環境・エネルギー学校派遣事業(かながわ環境教室)の講師登録をしています。2017年度は、9月27日横須賀市立大矢部小学校4年生89名、10月10日横浜国立大学教育学部附属横浜小学校6年生37名、11月11日伊勢原市立大田小学校3年生91名に向けてかながわ環境教室「石けんのエコなひみつ」を実施しました。

3年生の授業の様子。積極的に手が挙がります

「かながわスマートエネルギー計画 ~平成32(2020)年度までの重点的な取組~(素案)」について意見を提出

2018年1月16日、神奈川県に対し、「かながわスマートエネルギー計画~2020年度までの重点的な取組(素案)~」について、「1.基本理念に基づく、『3つの原則』の立場を再確認すること」「2.施策内容と数値目標を明らかにすること」「3.県民や県民団体の参加・参画、連携を積極的に進めること」を求める意見書を提出しました。

ヱスケー石鹸株式会社の工場見学

2018年3月8日、埼玉県川口市にあるヱスケー石鹸株式会社川口工場の工場見学を行い、組合員や役職員11名が参加しました。石けんと合成洗剤の違いや環境や人にあたえる影響の違いなど教わり、石けんを実際に使う際のアドバイスもいただきました。見学の間にも、参加者からは活発に質問が寄せられ、「石けんを使っていきたい」とたくさんの声があがりました。

工場見学の様子

森とつながる家づくり探検ツアー

2018年3月18日、小田原市いこいの森にて「森とつながる家づくり探検ツアー」が開催され、11家族38名が参加しました。この企画は、「神奈川県内の木材のよさをもっと多くの方に知ってもらいたい」「木材をもっと活用してもらいたい」と、小田原市いこいの森で木の伐採体験や製材所見学、ワークショップを通じながら、地域の森を知ることから始める森林ツアーとして開催されました(主催/かながわフォレスト倶楽部 支援/おだわら森林組合・林業・木材産業再生協議会 協力/パルシステム神奈川ゆめコープ)。

切り倒した木の年輪を数えました

エネルギー基本計画の見直しに向けての意見書を提出

2018年3月21日、持続可能な社会に向けて再生可能エネルギーを中心とした電源構成の策定と化石燃料依存の縮小、原子力発電からの脱却を要望し、「1.国民が積極的に論議に参加できる仕組みづくり」「2.原子力発電に依存しないエネルギーミックスの構築」「3.再生可能エネルギーを中心としたより野心的なエネルギーミックスの構築」を要望する意見書を、世耕弘成経済産業大臣宛に提出しました。

親子ではじめての木あそび

2018年3月26日、ふらっとパル茅ヶ崎にて「親子ではじめての木あそび」を開催し、9組21名の親子が参加しました。当組合は、子どもをはじめとするすべての人が木のぬくもりを感じながら、楽しく豊かなくらしを送ることができるきっかけになればと考え、2016年の総代会で「ウッドスタート宣言」を行い、木材商品や間伐体験など、木に親しみ、生活に木を取り入れる“木づかい”を推進する活動に取り組んでいます。

いろいろな遊び方をみつけて楽しみました