パルシステムの商品図鑑:やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん』

前もって溶かさずにふりかけて使える 洗浄力と使いやすさを兼ね備えた粉石けんが登場

『やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2017年6月時点)
ヱスケー石鹸株式会社 鈴木浩二さん
     同  社    佐藤拓也さん
パルシステム連合会 生活用品1課 大工原達也職員

組合員の声をもとに改善点をピックアップ

 2002年の発売以来、組合員のみなさんにご愛用いただいてきた『やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん』。15年を経た本年5月、原料や製法、使用方法などを全面的に見直し、リニューアルしました。

 植物由来の天然油脂を原料とし、高い洗浄力をもちながらも、石油などから化学的に合成される合成洗剤に比べて手肌への刺激や環境への影響が少ないとされる石けん。そんな石けんをより多くの組合員のみなさんに利用していただくために、パルシステムでは洗濯用をはじめ、浴用から台所用まですべての洗浄料を石けんで開発してきました。

組合員の声を大切にリニューアル(商品開発チームのみなさん)

 その一方で、粉石けんは洗濯前にあらかじめ溶かしておかなければならないなど使い方にコツがあり、毎日のくらしのなかで使い続けるのは大変という声をいただくことも。そこで今回のリニューアルでは、当組合の組合員のみなさんによる商品開発チームを結成。「粉石けんを実際に使用している方や興味をもっている方から、旧商品の改善点を洗いざらい挙げていただき、組合員の方の声を生かした商品づくりをめざしました」。パルシステム連合会商品開発本部の大工原職員はそう話します。

 メンバーから要望として挙がったのは、「事前に溶かさなくても手軽に使用できること」と「くしゃみなどの原因になる粉飛びがしないこと」の、おもにふたつのポイントでした。つまり、液体石けんと同じような手軽さで使える、そんな今までにない粉石けんを目標に、リニューアルに向けての作業は始まりました。

原料を変更し 溶かし込みが不要に

 リニューアルにあたった製造元、ヱスケー石鹸(株)は、1918年に粉石けんの製造会社として創業。以来、約100年にわたり一貫して石けん商品の開発、製造を手がけてきた、パルシステムとはいわば「同志」ともいうべき会社です。同社では商品開発チームの要望を受け、まずは原料の見直しを行いました。

 旧商品では、洗浄成分の主原料はコメヌカ由来の脂肪酸とパーム脂肪酸等でした。「コメヌカ脂肪酸からできた石けんは水温が低いと溶けにくく、溶け残ると石けん分が衣類に付着しやすいという弱点がありました」。開発に携わった同社企画課の佐藤さんはそう話します。

本品独自の粉粒を造粒機で製造

 石けんの溶けやすさは、原料脂肪酸の融点に大きく影響されます。そこで、オレイン酸、ラウリン酸という2種類の脂肪酸を組み合わせることにしました。オレイン酸は、コメヌカ脂肪酸に比べて融点が低いのが特徴です。「融点が高いコメヌカ脂肪酸は常温の室内では固体のままですが、オレイン酸は常温なら液体の状態です。その融点の違いができ上がった石けんにも現れるため、冷たい水でも溶けやすい石けんになり、事前に溶かしておくひと手間が不要になるのです」(佐藤さん)。

 もうひとつの脂肪酸原料となるラウリン酸も、水への溶けやすさと洗浄力を兼ね備えています。オレイン酸とラウリン酸を使うことにより、溶解性と洗浄力の双方を高い水準で実現し、手軽に使える、洗濯前の溶かし込みが必要のない粉石けんに変わったのです。

常識にとらわれない製法で粉飛びを低減

 もうひとつの改善点である「粉飛び」についても、ヱスケー石鹸(株)独自の技術が発揮されています。粉石けんは溶けやすさが重要なポイントであるために、一般的には、きめ細かさを追求して粉末状に作られています。ところがきめ細かくなればなるほど粉は舞いやすくなり、目や鼻への刺激は粉石けんを敬遠する理由ともなってきました。

 これに対して、同社では発想を大転換。粉の形状を粉末よりも大きめの顆粒状に作り変え、湿潤剤を加えて適度にしっとりさせたのです。

粉の比較(左:従来品 右:リニューアル品)

 「粉飛びはきめ細かく乾燥した粉末ほど起こりやすくなると考えられます。そこで利用したのが、水分を保持する働きのある湿潤剤でした。添加した湿潤剤が、適度な水分を保つことで『糊』のような役割を果たし、粉飛びの原因になる細かい粉末状の石けんを、顆粒状の大きな石けんの周りに付着させることで、粉飛びの軽減につながったのです」(佐藤さん)。

 こうしてふたつの改善すべき点がクリアされたこの新商品。実際の洗濯に試作品を利用しながら使い心地を確認した商品開発チームのみなさんからは、完成後、「期待以上のリニューアル商品」「でき上がりにはとても感動しました」など、新商品への満足感が伝わる声が寄せられたそうです。

 「じつは開発中にみなさんがいちばん驚かれたのが、〝この粉石けんは泡が立ちにくい〟ということでした。でも、〝泡は立たないのに汚れはきちんと落ちている〟とわかってからは、だんだんとこの新発想の粉石けんの使いやすさを喜んでいただけるようになりました。また泡が少ないことは水環境への負荷の低減にもつながります。その点も、石けんを大切にするみなさんには納得していただけたようです」。約10カ月間にわたって、パルシステムと組合員のみなさんの橋渡しをつとめた同社販売課の鈴木さんはそう振り返ります。

 組合員の声を生かしてリニューアルされた、誰にでも使いやすい粉石けん。粉石 けん派の方はもちろん、初心者の方も、ぜひ一度ご利用ください。

『やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん』Q&A

Q1 どうやって使うの?

A1 本品は洗濯物にふりかけて、そのままご利用いただけます。溶けやすいので、風呂の残り湯はもちろん、水でもしっかりと洗浄力を発揮します。

  

Q2 泡が立たないけど洗えているの?

A2 旧商品は泡立ちが洗浄力の目安でしたが、新商品は、泡を抑える処方で製造されています。包装に書かれた使用量で、安心して洗濯していただけます。

  

Q3 香りはついているの?

A3 強い香料がいつまでも残ることを避け、柑橘系の香りが、洗濯時や取り込み時にほんのり香る程度についています。

商品開発チームからひとこと

♪溶かし込みのひと手間をなくした粉石けんができてとてもうれしいです。

♪活動に参加して、粉石けんがますます好きになりました。

♪「汚れ落ち=泡立ち」という固定概念が払拭できた粉石けんです。

使用方法

本品の使用量は旧商品と同じです。使用する前に、包装に書かれた用法・用量を確認のうえ、ご利用ください。
※計量スプーンは旧商品でご利用いただいていたものをそのままお使いいただけます。新しくご希望される方は配送担当者、またはパルシステム問合せセンターまでお知らせください。後日、配送の際にお届けします。

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ほんのり柑橘系の香り
『やっぱり石けん! 洗濯用粉石けん』1kg
※お得な4個入りの徳用セットもあります。
※本ページの内容は2017年6月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。