パルシステムの商品図鑑:こんせん純生クリーム ロールケーキ

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『こんせん純生クリーム ロールケーキ』

小麦粉、卵に産直原料を使用 風味豊かな生クリームと軽いスポンジのバランスが絶妙

『こんせん純生クリーム ロールケーキ』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2015年12月時点)
日東ベスト株式会社 松岡清美さん
     同    國井怜さん
三菱食品株式会社 中村千賀子さん
パルシステム連合会 冷凍食品課 井深貴久乃職員

根釧地区の生クリームを生かしオリジナルのケーキを開発

 スフレ生地のようなしっとりしたスポンジで、舌ざわりのよいクリームを巻き込み、「何個でも食べたくなるおいしさ」と大好評の『こんせん純生クリームロールケーキ』。初登場は2009年。パルシステム連合会商品開発本部の井深職員は誕生の背景について、「当時はケーキ類では産直原料で作った商品がなく、ぜひ組合員のみなさんにおすすめできる商品を開発したいと考えていました。そこで『こんせん72牛乳』でおなじみの根釧地 区の生クリームを利用して冷凍のロールケーキを作ることになったのです」と話します。

冷凍デザートが得意な日東ベスト(株)

 製造元の日東ベスト(株)はハンバーグなどの惣菜や学校給食の個食デザートなど、冷凍食品の製造に実績がある会社です。アレルギーなどに配慮した食品製造への信頼からパルシステムとは長年取り引きがあり、その技術力を生かして本品も共同で開発することになりました。

 ほかの食品とは異なりケーキは嗜好品のため、その時代のトレンドに合わせてこれまでに2回リニューアル。現在の商品は2009年に登場した商品から数えて3代目に当たります。1代目は生クリームをスポンジでひと巻きした、濃厚なコクが人気のロールケーキでした。2011年にはカスタードクリームと生クリームのダブルのクリームが楽しめる2代目にリニューアル。現在の商品は、再び生クリームだけを使用し、薄めのスポンジでくるくると巻いた3代目として2013年に登場。クリームとスポンジのどちらかが主張しすぎることのない、バランスを重視した一品となりました。

ていねいに泡立てて作る口溶けのよいクリーム

 現在の商品の原料は、根釧地区の生クリームのほかにも、JAおとふけ(北海道)の小麦粉やJAやさと(茨城県)の卵など、産直原料を用いているのが特徴です。

 一方、「生クリームはそもそも扱い方がむずかしいんですよ」と話すのは日東ベストで営業を担当する國井さん。「生クリームは泡立てに時間をかけると粒々の固まりができ、口あたりが悪くなってしまいます。口溶けよくなめらかに作るには、泡立ての時間に細心の注意が必要なんです」(國井さん)。

 市販の洋菓子では、製造を容易にするために、なめらかなクリームが作りやすい植物性油脂を加えることもあるのだとか。本品では試作を繰り返して最適な泡立ての時間や回転数を割り出し、さらに、クリームを製造するたびに、専門の職人が泡立ての途中で小さなカップに取り分けて比重を計測。微妙に変化する工場内の温度や湿度に合わせて時間を微調整することで、いつでも同じ口溶けのクリームが楽しんでいただけるようにきめ細やかな注意を払っています。

職人が確認しつつホイップします

めざしたのはしっとりとしたスフレ生地のようなスポンジ

 工夫を重ねたのはスポンジ生地も同じです。国産小麦は外国産小麦に比べてふくらむ力が弱く、もっちりとした食感があるのが特徴です。「国産小麦でふんわりしたスポンジ生地を作るためには、小麦自体のふくらむ力を引き出すことが必要。そのためには弱火で時間をかけて焼くことが大切です。しかし国産小麦の特性から、ふんわり焼いただけでは口の中にもっちり感が残ってしまいます」(國井さん)。

 めざしていたのは、口に入れたときに、軽やかに泡立てたクリームといっしょにスッと消えていくようなスポンジ生地。開発チームでは火加減や焼成の時間だけでなく、卵やほかの原料の配合などを変えてさまざまに試行錯誤。最後にたどり着いたのが、全卵のほかに卵白を加えることでした。それは、本品の開発に当初から携わってきた工場の試作担当者にとっても初めての試みだったといいます。

冷凍でお届けするのでおいしさそのまま!

 こうしてでき上がった本品は、「きめが細かくて舌ざわりがふんわり」「生クリームが多すぎず甘さもひかえめなので年配の方でも食べやすい」と多くの方から好評の声をいただく味わいに。國井さんは「いちばんのポイントは原料がよいことと、そのよさを大切にしていること。それに尽きますね」と話します。

 「多くの方に愛される商品をめざしてバージョンアップを重ねたからこそ生まれた味わいです。冷凍のままお届けするので、解凍して召し上がっていただくときには作りたてのおいしさがよみがえりますよ」(井深職員)という本品。クリスマスやお正月などご家族が集まることの多いこの季節。ぜひ、みなさんでお楽しみください。

『こんせん純生クリーム ロールケーキ』ができるまで

1

[スポンジ生地]原料混合→充てん→焼成→冷却

小麦粉、鶏卵ほか各原料 を混合後、天板に流し込み、オーブンで焼成。その後、冷却する。

弱火でじっくり焼きます

2

[生クリーム]原料混合→ホイップ

3

[製品製造]充てん

焼き上がったスポンジ生地に生クリームを充てんする。

4

巻き→カット

生クリームを充てんしたスポンジ生地を手作業で巻き込み、両端をカットする。

専門の職人が1本ずつ手巻きします

5

凍結→粉糖ふりかけ→フィルム巻き→箱詰め

トンネルフリーザーで急速凍結後、粉糖をふってでき上がり。

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甘さひかえめで飽きのこない味わい
『こんせん純生クリームロールケーキ』300g
※本ページの内容は2015年12月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。