パルシステムの商品図鑑:直火炒めチャーハン(産直米)

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『直火炒めチャーハン(産直米)』

米には産直産地の「北海道きらら397」を使用 鉄鍋と高火力で本格チャーハンの味わいを実現

『直火炒めチャーハン(産直米)』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2017年8月時点)
三菱食品株式会社 ライフネット本部 石井謙一郎さん
株式会社ニチレイフーズ 宮下佳子さん
パルシステム生活協同組合連合会 冷凍食品課 塚原雅之職員

めざしたのは素材を大切にした商品づくり

 2008年の登場以来、「家族みんなの好物なので常備しています」「国産原料だから安心。子どもも大好きです」など数多くの好評の声をいただいている『直火炒めチャーハン(産直米)』。製造元の(株)ニチレイフーズ宮下さんは、「パルシステムの想いを大切にした商品です」と話します。「パルシステムの想い」とは、原料を産直や国産に限定し、化学調味料などに頼らなくても、素材のよさを生かすことで充分においしさが感じられる冷凍チャーハンを作ること。しかしそれは、数量が限られた産直米や国産原料の確保に奔走したり、素材そのものを生かすための高度な製造技術が必要なことでもあり、かたちにするのは決して容易なことではありませんでした。

具材も香味野菜もすべて国産原料

 「そこでパートナーとして選ばれたのがニチレイフーズのグループ会社である(株)キューレイ(福岡県宗像市)です」。パルシステムとニチレイフーズの間を取りもつ三菱食品(株)の石井さんはそう話します。「キューレイは、中華料理店の調理人の作り方を機械に置き換えて作ることをめざしました。この考え方は、効率のよい大量生産を第一に考えるほかの多くの工場とは真逆ともいえます。本品は、本当においしいチャーハンを作るということにおいて同じ方向を向いたパルシステムと同社の技術力で作り上げた商品といえるでしょう」(石井さん)。

少なめな量をあおり炒めし パラパラ食感を実現

 ごはんの一粒一粒が卵と油にコーティングされたパラッとした食感と、中華料理ならではの食欲をそそる香ばしさ。そんな本格的なおいしさを手軽な冷凍チャーハンで再現するために、キューレイではまずは製造ラインを独自に開発。そのポイントは〝炒め方〞にあります。

 まず鉄鍋に香味油を熱して卵を流し入れ、卵がふんわりとまとまってきたところにごはんを投入。これを家庭用の火力の約5倍というガス火で一気に炒めます。次にこの鉄鍋をくるっと反転させ、炒めたごはんを隣の鍋に移動。そこに野菜やダイス状にカットしたチャーシューなどの具材、調味料を順番に加えてチャーハンを完成させます。

 「お店では強いガス火で鉄鍋をあおりながら炒めますね。この調理法と同じ役割を果たしているのが、鉄鍋を一気に反転させる工程です。チャーハン全体を空気に触れさせることで水分がほどよく飛び、本品の特徴のパラパラ食感を生み出すことができるのです」(宮下さん)

水分をほどよく飛ばすのがポイント

 効率を優先して大量のごはんを炒めようとすると、全体に熱がまわるまでに時間がかかり、水分が残ったり加熱ムラが起こりやすくなります。しかし少なめな量であれば、余分な水分を飛ばしながら、時間をかけずにまんべんなく全体を加熱することができます。じつは本品で使う鉄鍋は中華料理店よりもひと回り大きいぐらいのサイズ。工場で使用する鍋としては意外と小さめなことも、パラッとした食感に炒めるための理由なのです。

 この鉄鍋と高火力の直火がフル稼働し、香ばしいチャーハンができ上がっていく様子は、まさに中華料理店の厨房のよう。そのぶん工場内は高温の湯気や煙に満たされ、従業員にとっては毎日が熱と湿度との闘いなのだとか。また、猛烈な火力のために鉄鍋は約2年で摩耗。そのつど新しい鍋に交換するのにはコストがかかりますが、本品の味わいを守るために、この製法にこだわり続けているのだそうです。

産直米産地とともに この味を守りたい

 量販店やコンビニに並ぶ多くの冷凍チャーハンが具の大きさや種類の豊富さ、味付けや香り付けにさまざまな工夫をこらしているのに比べ、本品はじつにシンプル。ごはんの食感のよさと、具材の自社製チャーシューや国産野菜など素材のよさで勝負した、チャーハンの基本形ともいえる仕上がりです。しかしその飽きのこない味わいこそが組合員のみなさんの支持につながり、本品は長年、冷凍米飯部門の一番人気を保ち続けています。

 一方、企画回ごとに多数いただく注文におこたえするためには、原料の確保に向けた地道な取り組みも欠かせません。本品で使用している「北海道きらら397」は、水分量が少なめなので加工用に適した米として人気が高く、近年不足ぎみともいえる状況が続いています。

チャーシューは2日ほどかけて自社製造

「本品のパラリとした食感は、〝きらら397〞だからこそ出せるもの。これからもこの米で作り続けられるように、生産者をキューレイの工場に案内し、米が商品になっていく様子をじかに見てもらうなど、お互いの理解や関係を深める努力を大切にしています」(宮下さん)。

 2017年からは、パッケージに再生PET資材の採用もスタート。「それによって年間約4トンのCO2を削減できるようになりました。もっとも組合員 のみなさんに愛されている本品だからこそ、取り組みの意義は大きいと考えています」(パルシステム連合会・塚原職員)。

 中身からパッケージまでパルシステムらしさが詰まった本品。電子レンジ調理でより手軽にご利用いただくこともできます。これからもぜひ末永くご愛用ください。

『直火炒めチャーハン(産直米)』ができるまで

〜下処理工程〜

  • 炒め油:香味油…にんにく、ねぎ、しょうが(いずれも国産)を菜種油で揚げて香味油を作る。
  • 具材:チャーシュー…国産豚バラ肉を油で揚げてから調味液で煮込み、専用冷蔵庫で一昼夜かけて味をしみ込ませる。
  • 具材:人参、ねぎ(いずれも国産)…製造当日にカット。

人の手を加えることで常に均一な仕上がりに

〜製造工程〜

1

卵、ごはんを炒める

鉄鍋に香味油をひいて卵を流し入れ、ごはんを投入し炒める。

2

具材、調味料を加えて炒める

炒めたごはんに具材、調味料を順番に加えて炒める。

3

凍結→袋詰め

バラ凍結し、計量、袋詰めしてでき上がり。

焦げつきがないか、人の目と手でチェック

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※本ページの内容は2017年8月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。