パルシステムの商品図鑑:ハーバルボディソープ

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『ハーバルボディソープ』

昔ながらの製法で約100時間かけて焚き上げた天然ハーブがさわやかに香る石けん

 石けんベースのすっきりとした洗い上がりと、おとなっぽいハーブの香りや清潔感をイメージした透明ボトル。一日の疲れをいやすバスタイムを優雅に演出する「ちょっぴり贅沢 な石けん」。この『ハーバルボディソープ』は、パルシステムと老舗石けんメーカーが共同開発したオリジナル商品。こだわりの製法から生まれた心地よい使用感で、カタログ「きなり」利用者を 中心に支持されています。

『ハーバルボディソープ』について詳しく知ろう!

品質とデザインに定評のある老舗メーカーに開発を依頼

 『ハーバルボディソープ』を手がけているのは、松山油脂(株)。青い四角にMの文字を配した「Mマーク」製品でおなじみの石けんメーカーです。「石けんの町」といわれる東京都墨田区に本社をもつ同社は、創業101年、石けん製造を開始して60年。墨田と富士河口湖の2工場で、昔ながらの「釜焚き製法」の伝統と技術を受け継いだ、こだわりの石けんをつくり続けています。

 パルシステムとのつきあいは、2001年、同社のナショナルブランド製品を導入したことに始まります。

 さらに、すでにプライベートブランド化されていた『やっぱり石けん!』シリーズのシャンプー&リンス(現在は『me・gu・ru』に名称変更)、およびソープシリーズの新オリジナルブランド開発を依頼しました。

 新しいソープシリーズのテーマは、「暮らしを豊かにする香りと石けん」。肌にやさしく、環境に負荷をかけず、香りも楽しめるうえ、パルシステムの石けん製品の中で「グレードアップ」品として位置付けされるもの。それが、2002年6月にデビューした『ハーバルボディソープ』をはじめとするハーバルシリーズです。

マイルドな洗い上がりのナトカリ処方に試行錯誤

 さてここで、ちょっと石けんのお話を。そもそも石けんとは、動植物から得られる天然油脂にアルカリ成分を加えてつくったもの。(『ハーバルボディソープ』は植物性油脂のみ使用)アルカリ成分と して水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を加えると固形や粉の石けん(ナトリウム石けん)に、水酸化カリウム(苛性カリ)を加えると液体石けん(カリウム石けん)になります。

 洗浄成分が、カリウム石けん(カリ石けん素地)だけの液体石けんに対し、『ハーバルボディソープ』は、カリウム石けんとナトリウム石けん(石けん素地)の両方を配合するナトカリ 処方を採用しています。「カリ石けん素地だけだと泡立ちはよいのですが、洗い上がりがさっぱりします。そこで、石けん素地をバランス良く配合する事で、マイルドな使用感になるよう工夫し ました」(堀米さん)

 「ナトカリ石けんは、弊社にとっても初めての試みでした。液体に固体を加えると、液が白濁しやすく、透明感を出すのがむずかしくなります。安定した組み合わせを見つけるまで、配合率を変えるな ど何十回も試作を繰り返しました」(下島さん)

2種類の天然ハーブ精油をブレンドして配合

 こうして完成した『ハーバルボディソープ』は、さっぱりとした洗い上がりながら潤いをキープ。保湿成分にトウキンセンカエキスとヘチマ水を配合しているので、自然なしっとり感が保てます。

 また、石けんはしっかりと泡立てて使うことが大切です。ナトリウム石けんのもっちりした泡と、カリウム石けんの泡立ちのよさ。両方のいいところを兼ね備えたナトカリ石けんの『ハーバルボディ ソープ』は、きめ細かで豊かな泡立ちを実現しました。

 さらに、香り成分にもこだわっています。「香りは本物にすべき」という思いから、合成香料ではなく、天然精油を採用。ローズマリーとラベンダー、2種類の精油をブレンドしました。ほんのりと広がる、さわやかでおとなっぽい香りが好評です。もちろん、合成界面活性剤や着色料などは一切使用していません。

 「弱アルカリ性の石けんに精油を入れると、香りが長持ちしません。どうしても香りが飛びやすいので、開封後は早めに使っていただきたいです」(下島さん)

「釜焚き製法」を受け継ぐ熟練職人の手による石けん

 松山油脂(株)では、「釜焚き製法(けん化法)」といわれる製法で、石けんをつくっています。これは、精製した油脂を釜の中で加熱・攪拌し、水酸化カリウム(液体石 けんの場合)または水酸化ナトリウム(固体石けんの場合)を加え、脂肪酸とグリセリンに分解する方法。脂肪酸がカリウムまたはナトリウムと結合して、石けん素地ができ上がります。

 あらかじめ油脂を脂肪酸とグリセリンに分解し、得られた脂肪酸にアルカリを作用させる「中和法」に比べ、「釜焚き製法」は時間も手間もかかります。石けん素地ができるまでの時間は、けん化、仕上げ、静置、くみ上げの工程に各1日の計4日間、約100時間。それでも同社が「釜焚き製法」にこだわるのは、この製法なら、油脂に含まれる天然の保湿成分グリセリンをほどよく残すことができるから。そのため、肌を保護する皮脂膜をとりすぎることなく、つっぱり感のない洗い上がりが実感できます。

 使用するのは、直径約2mの10トン釜。ひとつの釜で、1回に5トンの石けん素地ができますが、石けんメーカーの釜としては小さい方とのことです。「機械では計測しきれない微妙な反応を、職人が目で見て、からだで覚えます。だから、10トンの釜は、職人の目が届く最適の大きさなんです」(宮下さん)

 もちろんマニュアルはありますが、油脂の温度やアルカリ成分の投入の仕方などによって、ひと釜ひと釜、状況は変わります。それを見極めるのは、やはり熟練した職人の技しかありません。「石けんはある意味、生きもののようなもので状況によっていろいろと変化するんですよ」と話す宮下さんの顔には、石けんづくりへの誇りと愛着がうかがえました。

 「誠実なものづくり」にこだわる職人たちによって、じっくりと時間をかけてつくられる『ハーバルボディソープ』。天然ハーブのやさしい香りに包まれて、汗ばむ季節のバスタイムを心地よく過ごしたい方におすすめです。透明の固形石けん『ハーバルクリアソープ』やハーバルシリーズの歯磨き、ボディローション、ハンドクリーム、フットクリームも、併せてぜひご利用下さい。

『ハーバルボディソープ』をもっと知ろう!

『ハーバルボディソープ』はどんな成分でできているの?

  • 石けん素地(洗浄剤)
    植物性油脂に水酸化ナトリウムを加え、 「釜焚き製法」でつくる。
  • ラベンダー油、ローズマリー油(賦香剤)
    精油(エッセンシャルオイル)を使用。
  • トウキンセンカエキス、ヘチマ水(保湿剤)
    大豆由来の天然ビタミンE。
  • トコフェロール(酸化防止剤)
    精油(エッセンシャルオイル)を使用。
  • ヒドロキシプロピルメチルセルロース (増粘剤)
  • カリ石けん素地(洗浄剤)
    性油脂に水酸化カリウムを加え、「釜 焚き製法」でつくる。
  • 水(溶剤)
  • グリセリン(保湿剤)
    天然の保湿成分。
  • エタノール(防腐剤)
    原料は、さとうきび由来。発酵法でつくっ たアルコール。
  • グルコン酸Na(キレート剤)
    石けんの変色・変質を防止する。

松山油脂 (株)墨田工場を見学しました

釜場

職人たちが4日間、約100時間かけて、石けん素地をつくる。

クーリングプレス

機械ができて40年以上、松山油脂(株)で稼働して23年になる、日本で唯一現役のクーリングプレス。
枠ねり石けんをつくる機械。

充填室

衛生管理の行き届いた充填室。
ボトルをエア洗浄し、液体石けんを充填、目視検査や包装などを行う。

パルシステム神奈川ゆめコープ おすすめ商品

植物性の天然油脂が原料。洗い上がりはさっぱり、自然な潤いを保ちます。
『ハーバルボディソープ』350ml(詰替用320ml)
※本ページの内容は2009年7月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。